さらに続きます。

 

前回までの二人の高2生は帰っていき、

高3の生徒が一人残って勉強していました。

 

勉強の終わり際に

 

「はぁー・・・なんかやればやる程不安になってくるんですけど・・・」

 

そりゃそうでしょ。

分からないということがようやく分かるんだから。

そしてこの問題集とか参考書とかやればいいって思っていても、

あれ、意外と時間かかるということに気づく。

いつまでたっても次のところに進めない・・・。

でも時間はあっという間に過ぎて気づけば残り200日ちょい・・・

 

「そうなんですよ!やばいですよね?」

 

そう、やばいんだよ。Y(この高3生)は結構入って間もないから、この現実に気づいたのも遅かったし、仕方ない。

現実を受け入れて今やれることをやるしかないんだから。

でも、さっきの高2の子たちの話聞いててどう思った?

 

「うーん。まぁまだやばいって思わないですよね。現実味がないでしょうし」

 

そうなんだよね。やっぱり高3のこの時期が模試もあったりしたからいよいよ感がでて焦り始めるんだろうけどね。

でもその頃にはもうすでに・・・

 

「ほんっと遅い。」

 

結局受験の全体像が高1,2には見えないから、

受験勉強が大変なのはわかってるけど、まだ大丈夫でしょうというのがあるんだろうけどね。

だからもっとYも自習中に高1,2にプレッシャーかけてもいいよ。

なんか舌打ちしたり、妙に大きくため息ついたり・・

 

「なんかめちゃくちゃ印象悪いじゃないですか・・・」

 

私や親が勉強やらないとまずいって言っても実感わかないかもしれないけど、

年の近い先輩がそういうオーラ出したらみんな実感わくんじゃない?

 

「そうなんでしょうけどね・・・でも最近ほんとイライラするんですよ!」

 

え、なんで?

 

「なんかー・・・(いろんな愚痴が3件ほど)」

 

あー大変ね・・・

 

「だから朝から晩までここで勉強したほうがほんと捗るって言うか・・・無駄なものがなくていいんですよね」

 

そのうちほぼここで生活するようになるんじゃない?ごはんと風呂と寝に家に帰るだけで後は全てここみたいな・・

去年の生徒も最後そうなってたね。

受験間際とか

「学校休んだんでここにきましたー」

とかあったな。

 

「学校休んでいいんですか?」

 

よくはないんだろうけど、状況が状況だったら四の五の言ってられないよね。

私の現役の時は半数は来てなかったけど(私は家が近かったんで)。

そうしなくてもいいように毎日がっつり勉強なさい。

愚痴なら聞いてあげるから(同意するかはともかくとして)

 

「わかりましたー」

 

 

 

 

ということで、いやでもこの時期高3生はやばいと自覚します。

ただ、そこから行動に移せる人は実は意外と多くないんじゃないかとも思っています。

過ぎたことを後悔しても仕方ないですが、

残りの日数を分かったうえで行動していけば間に合ったのに、

そうしないのはただの甘えです。

 

国公立大学に受かることは、簡単ではありません。

でも不可能でもありません。

ちゃんとやっている人は受かりますし、

ちゃんとやらない人は普通に落ちます。

 

塾の中では生徒に対して受験までの残数を加味して、

この程度はやってねと指示しますが、あくまで最低限の話です。

最低限もやらない人は何もしてあげられません。

 

 

定期考査が終わったからといって、油断してませんよね?

進研模試、難しいなんてまさか思ってませんよね?

平均取れたら満足とか普通に大学無理なんで・・・。

 

 

塾生にはいろいろ言いたいことがありますが、

最も言いたいことは

勉強時間少なすぎ。小学生か?

高校受験末期ぐらい勉強しろ!

 

 

 

 

以上、平和ボケした塾生へのメッセージでした。