以前の記事の続きです。
今年出題された日暦算の問題です。
10年後の今日の曜日(高輪中2023B)
2023年の2月2日は木曜日です。2033年の2月2日は何曜日ですか。ただし、2020年はうるう年でした。
来年の同じ月日は曜日が1つ進む(365÷7=52あまり1なので)。ただしうるう年ならさらに1つ進む(1日ふえて366日になるので)
- うるう年を考えずに計算すると10年後なので曜日は10進む
- ただし2024年、2028年、2032年の3回うるう年があるから(2024年2月29日、2028年2月29日、2032年2月29日が入るから)さらに3進む
- したがって曜日は合計 10+3=13進む
よって13進むということは13-7=6だから6つ曜日を進めればよいから
木→金→土→日→月→火→水 より 水曜日
10年前の今日の曜日(須磨学園2023第2回)
2023年2月3日は金曜日です。2013年2月3日は▢曜日です。
ただし、4の倍数の年を「うるう年」と呼び、うるう年の年間日数は366日です。
来年の同じ月日は曜日が1つ進む(うるう年ならさらに1つ進む)ということは1年前の同じ月日は曜日が1つもどる(うるう年ならさらに1つもどる)
- うるう年を考えずに計算すると10年前だから曜日は10もどる
- ただし2020年、2016年の2回うるう年があるからさらに2もどる
- したがって曜日は合計 10+2=12もどる
よって12もどるということは12-7=5つ曜日をもどせばよいから
金→木→水→火→月→日 より 日曜日
1年の真ん中の日(法政二中2023第2回)
1年のちょうど中間(真ん中)の日は何月何日ですか。ただし、1年を1月1日から12月31日の365日とします。
1年の前半(1月~6月)と後半(7月~12月)で日数にどれだけ差があるかを月ごとに(前半は1月→6月の順、後半は12月→7月の順で)取り出して比べてみると
この表にあるとおり
- 2月(28日)と11月(30日)の差が2日
- 6月(30日)と7月(31日)の差が1日
あるから後半(7月~12月)の日数の方が3日多い。
これを図にすると赤で示したのがその多い分だから
1年の中間の日はこの真ん中にある7月2日
ある週の日付の和(法政二中2023)
8月のある週の月曜日から日曜日までの日付を合計すると133でした。その年の9月の第3週の日曜日は▢日です。▢にあてはまる数は何ですか。ただし、週の始まりは月曜日とします。
「ある週の…日付を合計すると133」となる週は 133÷7=19 より真ん中の日が19日の週だからその週は
「16、17、18、19、20、21、22」
という日にちの並び方になるとわかる。
- とすると「週の始まりは月曜日」だからこれが「月、火、水、木、金、土、日」にそれぞれ対応するから日曜は8月22日
- そしてこのあと日曜は8月29日、(8月36日→)9月5日、(8月43日→)9月12日、(8月50日→)9月19日と続く
よってその年の9月の第3週の日曜日は19日
元日と大みそかが日曜の年(穎明館2023第2回)
2023年は、元日1月1日と大みそか12月31日のどちらも日曜日です。次に元日と大みそかのどちらも日曜日となるのは、西暦▢年です。
来年の同じ月日は曜日が1つ進む(うるう年なら2つ進む)。2023年が「元日1月1日と大みそか12月31日のどちらも日曜日」ということだが、ひとまず元日だけ曜日をしらべていくと
- 2024年元日は月曜日
- (2024年がうるう年なのでここで2つ進んで)2025年元日は水曜日
- 2026年元日は木曜日
- 2027年元日は金曜日
- 2028年元日は土曜日
- (2028年がうるう年なのでここで2つ進んで)2029年元日は月曜日
- 2030年元日は火曜日
- 2031年元日は水曜日
- 2032年元日は木曜日
- (2032年がうるう年なのでここで2つ進んで)2033年元日は土曜日
- 2034年元日は日曜日。そして2034年はうるう年ではないので(うるう年だと元日と大みそかで曜日がずれる)2034年大みそかも日曜日
よって2034年 ![完了](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/522.png)
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