仕事算などで、全体の量を1とおくか、それとも最小公倍数にするか、という問題があります。いまだ決着はついておらず、大手進学塾の対応は「1とおく派」と「最小公倍数にする派」とに真っ二つに分かれているようです。
それぞれにメリットとデメリットがあるからこその分断なのですが、実は「最小公倍数にする」方法には隠れたメリットがあります。
たとえば次の問題。
全体の人数をどうおくか
最小公倍数は231
表を作って考える
答えは82人
「最小公倍数にする」方法の隠れたメリット
このように「最小公倍数にする」方法を使うと、その最小公倍数自体がヒントとなる問題がたまにあるという話ですが、そこまで決定的な要素でもないので、「1とおく派」と「最小公倍数にする派」との覇権争いはまだまだ続きそうです。
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