以前の記事の続きです。
連比では3つのものを比べることが多いですが、一緒に比べるだけなので、4つや5つのものを比べるときでももちろん使えます。比や比の値が複数出てくる問題のなかには、実は連比を使った方が整理が簡単にできるというものもときどきありします。
たとえば次の問題。
まず「全体の個数の ⁴⁄₁₃ をA君」が取ったことから、全体の個数を13とおくと、A君が取ったのは4、「A君の取った後の残り」は9となる。
つぎに「A君の取った後の残りの ³⁄₁₀ をB君」が取ったから、「残り」を10とおくと、B君が取ったのは3、C君が取ったのは7となる。これを「残り」をもとに比合わせすると次の通り。
つまり、
ここで「A君とB君が取ったアメ玉の個数の差が26個」より、㊵と㉗との差が26コなので、
⑬=26 よって ①=2 より、求めるC君の個数は 126コ