大問1の計算問題を間違えない方法(その2) | 受験算数はきょうもおもしろい

以前の記事の続きになります。

 

 

 

 

今回は平方数(256=16×16のように同じ数を2回かけでできる数)の話です。

 

二月の勝者のなかに、黒木先生に言われて平方数を語呂合わせで覚えていたのが役に立った、と小学生が会話するシーンが出てきます。

 

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(4) (ビッグコミックス)

 

語呂合わせで覚えることには賛否があるところかと思いますが、20×20までの平方数についてはやはり本番までに覚えておくべきだと思います(といっても普通の小学生なら演習を重ねるなかで自然に覚えられるはず)。

 

たとえば次のような問題では、平方数と計算の工夫の知識があれば、大幅に計算時間を短縮しつつ、計算ミスが起きる可能性を最小限にすることができます。

 

星「33分33秒の33倍は□時間□分□秒です。」(穎明館2019)

 

正解は18時間27分9秒

右矢印33分33秒=11分11秒×3、33倍=11倍×3なので、まずは11分11秒の11倍で計算し、その結果を×9すればいい。

 

 11分11秒×11=121分121秒=2時間3分1秒

 2時間3分1秒×9=18時間27分9秒