とりあえずテキトーにおいてみる(その5) | 受験算数はきょうもおもしろい

 

前回からの続きになります。

 

 

前回よりやや難度がアップしていますが、それでもテキトーにおいたら解けてしまう入試問題の一つを追加紹介します。

 

丸レッド「5つの異なる偶数があります。この5つの数の平均は61.6、最も大きいものを除いた4つの数の平均は60.5、最も小さいものを除いた4つの数の平均は63です。この5つの偶数の中で2番目に小さいものは□です。」

(灘中2014)

 

正解は60(5つの数は66、64、62、60、56)

「5つの数の平均は61.6」なので、仮にこれに一番近い偶数62を真ん中にもってくる。

そして5つの偶数を66、64、62、60、58とテキトーに決め、これに必要な調整をしていく。

①「5つの数の平均は61.6」

いま平均62になっているが、平均を下げるには58を下げるしかない。そこで58→56に仮に下方修正。するとうまく平均が0.4(=2÷5)下がった!

②「最も大きいものを除いた4つの数の平均は60.5」

ぴったり60.5(=(64+62+60+56)÷4)になっているので修正不要

③「最も小さいものを除いた4つの数の平均は63」

これもぴったり63(=(66+64+62+60)÷4)になっているので修正不要

 

 

 

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