天びん図の裏ワザ活用法④(平均算) | 受験算数はきょうもおもしろい

平均算は公務員試験でも頻出単元であり、これは大人でも間違えやすい単元ということかと思います。ただ不思議なことに、問題集などでは平均算は線分図や面積図を使って解く解法しか載っておらず、もっと簡単な天びん図を使って解説したものはなかなか見当たりません。

   

(成城学園中・2019)

 

上記の問題であれば「139×6+□×1=141×7だから・・・」と□を使った式を立てて計算するのが王道なのでしょうが、小学生の悲しい現実として、最初の139×6の筆算ですでに計算ミスをしてしまう子がそこそこいます(そもそも□を使った最初の式が正しく立てられない子もいます)。

 

実はこの平均算こそ、天びん図が最大限に本領発揮する分野であり(平均を取ることが天びんの目的であることその形を見ても明らか)、天びん図を使えば上記の3ケタのかけ算も不要になり、時間セーブと正答率向上に大いに役立つはずです。

                        

 

 

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