2023年に我が家の三兄弟の長男が中学受験をしました。
年長さんの時に田中ビネー知能検査VでIQ136、2年生の時にWISC-Ⅳで同じくIQ136の高IQ児。
無対策で受けたSAPIX入室テストで
超絶ギリギリ合格、新4年生最下位アルファベットクラスからのスタート。
親として伴走した当時の記憶を呼び起こしつつ、中学受験の体験を書いています。
(一部、仮称などを用いています)
私自身、皆様のブログ情報でとても助けられました。
ですので、今度はどなたかのお役に立てればとの思いで、学校説明会に参加した際の内容や、受験お役立ち情報なども織り交ぜていければと思います。
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以前、志望校の決め方ということで書いております。
↓
ところで
中学受験で第一志望校に合格するのは
3人に1人とか、4人に1人とか言われています。
一番行きたい学校に受かる可能性はそれほど高くは無い。
反対に、所謂「全落ち」して地元の公立中学校に進学するのはどのくらいの割合なんですかね?
データはあるのか?と探してみましたけれど、見つかりませんでした。
そりゃどこの塾だって、そういうネガティブな情報は出さないでしょうし当たり前といえば当たり前。
長男が通っていたSAPIXでは
校舎に所属していた前年度の卒業生の進学先(合格先ではなく進学先)については
統括の先生から詳しく説明がありましたが
全落ちはゼロでした。
他の年度のことや他の校舎、他の塾はどうなっているのか分かりません。
が、割合としてはそれほど高くは無いのかも?
志望順位の高い高くないはあるにせよ、多くはどこかしらの学校に合格して入学している
ということになるのかな。
我が家もそうです。
最終的に第一志望にしたB中学は残念ながら不合格で、第二志望にしたA中学に合格して今に至ります。
長男はサピ友達の殆どとLINEで繋がっているそうなのですが、みんなそれぞれ合格を勝ち取ってそれぞれの学校に入学したそうで。
ただ、多くはどこかしらの学校に合格しているのでは、というのはサピの例から考えた場合の私の勝手な推測に過ぎず
「どっかに受かるでしょ〜」
なんて油断するのはマズイと思うんです。
第一志望校に不合格であっても
どこかしらの学校に合格している
ということは
皆さん併願校をキチンと検討して
万が一のことも考え
全落ちを防いだということか、
もしくは
第二志望校が適正校(持ち偏差値相当)で
第一志望校が記念受験みたいなパターンも考えられます。
我が家も第一志望校はジャイアントキリングを狙いましたし。
逆に言うと
適正校を第一志望校にした場合には
第一志望に合格の割合が上がりますよね。
だから、単純に第一志望校に合格する子の割合、というのは
実際にはもう少し高いと考えることも出来るかもしれない。
持ち偏差値よりも遥かに上のチャレンジ校のみを受ける人、
もしくは1校のみを受験した、という人は滅多に居ないんじゃないかな。
我が家の場合
受験生本人である長男が
「地元の中学にはぜっっっったいに行きたくない!!」
と申しておりましたし
3年間も頑張って塾に通い、勉強してきたのだから、本人の気持ちを考えても全落ちは絶対に避けるべきだと考えておりました。
勿論、驚異的に持ち偏差値が高くて
どこでも受かります、という状況ならば併願校が〜とか悩む必要も無かったのでしょうけれど
長男の場合はSAPIXボリュームゾーンよりもちょい上くらいの時期が長かったので
あんまり強気に出てしまうと、全落ちする可能性は大いにありました。
熱望チャレンジ校はそのままで
併願校は手堅く。
SAPIXの先生に言われたことですが
併願校選びがキモになる、と考えていました。
我が家の場合は第一志望校と第二志望校が
どちらも選べない程に本人が気に入っていて、ここはもう固定だったんです。
入試が複数回ある学校でしたらチャンスも増えるのでしょうけれど、第一第二ともにチャンスは一度だけ。
もしもそこで力が出せなければ、或いは体調不良などで受けられなければ
それっきりなんです。
考えただけでも恐ろしい……。
とにかく併願校をどう選ぶか。
万が一通うことになった場合に本人がちゃんとプライドを持って通えるような学校があるはずだ、と思ってあちこち学校説明会に行くことになったのですが
第一第二志望校に対しての本人の熱望っぷりが半端なくて
結局どこの学校を見ても、第一第二志望校が基準になってしまい
そこと比較してどうなのか、という辛口評価になってしまいました。
ですが、私の知る限り東京神奈川には魅力的な学校が本当に沢山ありますので
それぞれの学校の良い所を沢山探していただければと思います。
さて、学校説明会に一通り参加してみて
自分たちなりの評価をして、
ここはアリ、ナシ、というのを考えた上で
入試日程を組んでいくわけですが
その作業、早めにやっておいた方が良いと思うんです。
何故ならば
過去問をやっておく必要があるから。
過去問のスケジューリング、結構大変です。
小学校によっては秋に運動会が予定されていたり、体調を崩したり、
目論見通りには行かないと思って余裕を持ったスケジュールを組まないと
後で大変なことになります。
ただ、秋以降になると夏休み中の過ごし方次第でどの子も偏差値が変動しますので
色んなパターンを考えておく必要がある。
SAPIXで受験校の過去問解禁になったのは9月になるかならないか、くらいの時期でしたが
その時期になる前に、以下のようなパターンで入試日程を組んでいきました。
①持ち偏差値が現状よりも上がった場合
②持ち偏差値が現状維持
③持ち偏差値が現状よりも下がった場合
大まかにはこの3つのパターンで、
かつ、2/1入試の結果次第では何かしらのアクションが必要になるかもしれない
ということで
プランAからプランEくらいまで組む感じ。
例えば
2/1が不合格だった場合にはプランBに速やかに移行する為に、2/3午後は予め出願しておく。(この際、受験料がもったいないとか言わない)
2/3までに合格が勝ち取れない場合には2/5も、みたいな感じで
あらゆる状況を想定していく。
更に
万が一、2/1入試で合格が勝ち取れなかった場合には
その後の状況は本人のメンタル次第で悪化の一途を辿ると思っていました。
2/4ともなれば、どこの学校も第一志望に落ちた子たちが集まってくるわけですから
偏差値も倍率も爆上がりすることは目に見えている。
相当追い込まれるはずだ、と。
なので2/4まで引っ張ることになった場合には、偏差値帯を下げていく必要が出てくる。
一番避けたいパターンだとは思っていましたが、そうは言ってもこればっかりは何とも言えない。
偏差値が充分だったとしても、感染症の為に当日の入試が受けられない、なんてことだってあるわけで。
入試に「絶対」は無いのでね。
あらゆる状況を想定して、プランはしっかりと組んでおく。
その場になって慌てて出願するとなると、何かしらのミスがあったり、過去問を全然やっていない学校にぶっつけ本番で受けに行く、ということだってあり得る。
危ない橋は渡らない。
プランAがダメならば速やかにプランBに移行する、それでもダメならばプランCに…
といった具合。
最悪のパターンまで念のため考えておく。
「とにかく全落ちは避けたい」と思っておられる方が大半でしょうから、
そうならない為に、万全の態勢で臨めるよう、あらゆる可能性を考えておくべきかと思います。
ところで、我が家の場合には埼玉千葉については現実的に通学が不可能だと判断し、
試験慣れする為に埼玉校を1校だけ受験しましたが
例えば埼玉や千葉でも充分通えるという範囲にお住まいの場合。
これは完全に有利に働くと思います。
あるいは、寮があるような地方の学校への入学も想定している、といった場合。
1月に合格を勝ち取っていて、とりあえず行く所がある、というお守りを持った状態で2月校を受けられるというのは
とても羨ましい状況です。
こういった場合には、少々強気の併願校を選択しても問題無いのではないかと。
もちろん入学金納入の締め切りなどもあるので、もしかしたらお金が無駄になっちゃうかも……?
という懸念があったとしても
これまで塾に払ってきた金額を考えれば、
これはもう必要経費だと考えることも
出来るわけで。
しまった〜入学金払っておけば良かった〜
みたいなのは勿体ないですよね…。
後悔先に立たず…。
そんな感じで
併願校こそ、慎重に決めていくべきだと思います。
みんなが行きたい学校に行ければ良いのに…と思いますが
こればっかりは仕方ない。
皆様のご健闘をお祈りしております。