0.まえがき
今回は、わり算です。
初めての方は
「基本線分図」(→こちら)
「虫食い算」(→こちら)
「文章題の解き方」(→こちら)
を、ご覧下さい
1.問題
センナさんはグミを一袋買ってきました。
自分とブンタ、ズースケで等しく分けると
一人12個づつになりました。袋の中に
グミは何個入っていたのでしょうか?
2,解答・解説
(1)読む
まず、数量操作に関する表現を
読み取って、線を引きます。
(ここでは青いマーカーをつけました)
---------------------------
センナさんはグミを一袋買ってきました。
自分とブンタ、ズースケで等しく分けると
一人12個づつになりました。袋の中に
グミは何個入っていたのでしょうか?
---------------------------
袋の中のグミの個数が「?」になります
また、この問題では、
「自分とブンタ、ズースケ」だけで
人数が書いていないので、
矢印などをつけて、「3人」と
書きましょう
(書かないとミスをします)
(2)考える
読み取った表現が
どのような数量操作を意味するか
考えると…
「?」を3等分すると12個になる
つまり、
?個÷3人=12個 という
虫食い算を連想できますね。
(3)図にする
今考えた、「?個÷3人=12個」という
虫食い算を線分図にします
3等分の方法(→こちら)と割り算の形
を思い出して二段で書きます↓
二段にするのは、数字や文字を
入れるためです。
さらに数字と単位、日本語を書きます
「?個」は範囲が分かるように書きます↓
今回の線分図は、今までの中では
一番ゴチャゴチャしています。
(^_^;)
これで、線分図が完成です。
(4)図を見る
ここから第二サイクルです
書いた線分図を見ます↓
(5)考える
?を求めるには
どうすれば良いか考えます
「12を3セットつなげた大きさ」
つまり12×3という式を
と連想できますね
(6)式を立てて計算
考えた式を書きます。(立式)
?=12個×3人
これを計算して
?=36個
ですね。
(7)解答する
出した?を線分図に
問題文を確認すると
-----------------------
袋の中にグミは何個
入っていたのでしょうか?
-----------------------
36個はそのまま答えになりそうです。
解答欄に
「36個」
と書いて終了です。
3.あとがき
全体像です↓
大人からみると簡単ですが、
文章題が苦手な生徒さんは
数字だけを見て
12÷3
という式を書き
4個!
と答えたりします。
普段の勉強では、
あえて図を書かせて、
数量操作を疑似体験させることが
大切です。
(テストの時は、時間優先)
次回もわり算です