いよいよ、受験勉強も佳境といったところだ。ということで、わが家は、過去問対策をはじめた。その際、日本学習図書(ニチガク)の「筑波大学付属小学校 2024年度過去問題集」を買って、子供と一緒にとき始めた。この問題集は、すべて過去問なのかと思いきや、ニチガクが似たような問題を作って掲載している問題も一部含まれていた。そして、そのニチガクの作った問題には、明らかな誤回答や、回答にまったくおなじ選択肢があったりと誤植のようなトンチンカン内容が散見された。すでに買って書き込んでしまったので返品はできないだろうが、とにかくひどい内容である。
幼児教室は、このようなダメな出版社が作る問題をそのまま教材に使ってしまっているのかもしれない。昨今、紙離れがいちじるしい。それによる出版不況で、どこの出版社も良い人材確保が難しい状況だ。追い打ちをかけるように少子高齢化が、幼児教材の質確保に対して、事態をさらに悪くしている。これらの要素が、幼児教材のレベルを押し下げている懸念がある。幼児教室の運営は、諸々のマンパワー的な課題が山積しているのがわかったこの頃となった。