灯りを逃がした月の下で
僕らは胸をくすませた
着馴れた服だけ身にまとって
手慣れた嘘を並べてる
解いた秘密の数だけ
頬を汚していられるから
まともな恋とは違う形で
ただ身を酔わせてればいい
形ばかりの駆け引きを
見え透いた欲が満たしても
まばたきで焼き付く肌を
朝の匂いに忘れるまで
安い吐息で惑わせて
隙を見つけて飛ばす光に
君が気付いてくれるのなら
忍び足で穴から抜け出し
角を磨いて夜を待つ
一蜜だけで満たされないのは
二蜜掛け持つ自信があるから
許し合うのが愛ならば
跨ぐも間違いじゃないよね
積み上げてきた関係を
たった一突きで崩さないよう
死角の部屋に波を立ててる
形ばかりの駆け引きを
見え透いた欲が満たしても
まばたきで焼き付く肌を
朝の匂いに忘れるまで
安い吐息で惑わせて