決算委員会終了。
議員1人の持ち時間2時間。6日間に渡って質疑され、多くの課題や改善点が明らかになりました。

今日私がした質疑のひとつに野生動物の対策費があります。アライグマ等を捕獲する事業です。

前提として、アライグマは生態系を壊す、農林水産業に被害を与えるなどの理由で特定外来生物に指定される防除対象動物です。
見た目が愛らしいし、ラスカル世代にとっては駆除すること自体が辛い話ではありますがこれは議論の外に置きます。

基本的に捕獲器で捕まえますが、捕獲した後の処分方法について確認したところ、
「予算があるときは業者委託」
「または県の専門施設に持ち込む」
「念のためにガスも用意している」との答弁でした。

「念のためのガス」というのは、業者委託する予算がなくなり、遠い県の施設まで持ち込む人手も足りない時は職員さん自らが手にかける、という意味です。

環境省の“防除の手引”には、殺処分は個体の苦痛が少ないよう専門家(獣医師、猟友会、専門業者、専門施設など)に委ねる指針が示される一方、自治体職員が行うことにも触れられていました。

私は答弁を聞き市職員が行うことに断固反対しました。
動物にとっても人間の為にも専門家に委ねるべきです。
専門家であれば動物を殺めることに抵抗がないわけではないしその負担を軽んじているわけでもありませんが、“命と対峙した経験”の有無は絶対的なものだと思うし、人によってそこへの耐性も様々。
極端な話、動物愛護が理由で菜食主義という価値観の人もいる世の中で「仕事だから」と強制出来るものではないと思います。

一般的に“お役所仕事”と揶揄されがちな行政ですが、少なからず近くでその仕事内容を見ていると(この件に限らず)キレイなことばかりではありません。

生活保護で独居の人の死亡後の整理の話、悪質な税金滞納者への取立ての話、漏れ聞く話は決して生易しいものではなく、それらがあって社会は回っているとも思います。
でも“命を殺める”はレベルが違う。

甘いと言われるかも知れませんが、私はここは譲れません。
職員を心的なストレスから、また身体を人獣共通感染症から守るためにも、動物の処分に関しては必ず専門家に委託すること、そのための予算は必ず担保して欲しいと強く要望した次第です。
1体2万円ですよ、他の無駄な出費見直せば必ず捻出出来る。

今日最後の質疑でたまたまこういう話になったので熱くなってこればかり書きましたが、他にも様々な質疑がなされました。また内容は追ってお知らせします◡̈


火曜はジャマイカキッチンORUHAさんが市役所前にキッチンカー出される日なので、この日のランチはいつも楽しみ◡̈

椎茸たっぷり魯肉飯美味しかった♡


美味しすぎて食べ足りず、その日の夕飯にまた魯肉飯作ってしまった😅