祖父が亡くなって、葬儀のために京都に帰っていました。
今、全てが終わって浦安に戻る新幹線の中🚄

95歳の大往生だったので、湿っぽくはならず、久々に会う親戚たちとおじいちゃんが若かった頃のエピソードを語るいい葬儀でした。

小学生の時、母が入退院を繰り返していたので祖父母の家で暮らした時期があるけれど、おじいちゃんは寡黙な人だったのであまり一緒にはしゃぐような関係性ではありませんでした。

勉強熱心な人で、特に漢詩とか古事成語とか古典が好きで、いつも書斎に籠りブツブツと何か言いながら読んでいました。

私が初めて知った四字熟語は『隔靴掻痒』。
腕の骨を折ってギプスの中が痒いのだけど掻けなくて、隙間から菜箸を入れて掻いてる私を見た時におじいちゃんがボソっと呟いた言葉ですwこれから痒くても掻けないシチュエーションのたんびにおじいちゃん思い出しますね(笑)

コロナ前から行けてなかった母のお墓参りが出来て、半日だけ京都散歩も出来て、友達にも会えて、いい時間でした。

前まで誰かの結婚式で顔を合わせてた従兄弟たちと「最近はお葬式でばっかり会ってるね😓」なんて会話もしたけれど、おじいちゃん風に言うなら、生者必滅 会者定離。代送りは仕方ない。

これで4人いた祖父母は誰も居なくなってしまいました。
寂しいけれど、私は私に与えられた生をその満期まで全うしようと思います。

仕事他さまざまな約束をリスケしてもらいました、ご迷惑をおかけした皆様すみませんでした。お陰でしっかり送れました、ありがとうございました😊



浦安を発つ前、「何かおじいちゃんの好きだったものの絵を描いてプレゼントする」というひーさん。
何がいいか考え、「あ!おじいちゃん“鳳飛(ほうひ)”っていう中華屋さんのからしどりが好きだったよ」と検索。地味なビジュアルの画像に不満そうながらも描いてくれた絵🐓
棺の隅っこにそっと入れました。
おじいちゃん、あっちでも食べておくれ〜