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ロアッソ熊本ユース、新監督に中山貴夫氏

 昨日公式サイトにて発表があった通り、来季のロアッソ熊本ユース新監督に、現・ブレイズ熊本U-15監督の中山貴夫氏が就任します。

 

中山氏の経歴を公式から抜粋します。

 

◆中山貴夫(なかやま たかお)氏

【生年月日】1974年7月20日(42歳)
【出身地】山梨県
【選手歴】韮崎高校~富士通サッカー部(JFLリーグ)~ブレイズ熊本~アルエット熊本(JFLリーグ)
【職歴】
 2007年 NPO法人ブレイズ熊本設立
 2012年 総合型地域スポーツクラブAPSETA設立
 2014年 株式会社ブレイズ熊本設立
 2016年 熊本から世界へプロジェクト設立
【ライセンス】
 財団法人日本サッカー協会公認A級コーチライセンス

 

 失礼ながらブレイズ熊本が株式会社化していることをこのリリースで知りましたが、正しくブレイズ熊本の顔となっていた方。

 ブレイズ熊本と言えば熊本のクラブユースの先駆け的存在であり、これまで県内タイトルを数多く獲得してきて、全国大会でも上位進出の実績がある強豪。

 OBにはヴィッセル神戸で活躍する三原雅俊や、今年ガンバ大阪に入団した野田裕喜、そしてロアッソ熊本の岡本賢明など、多くのJリーガーを輩出しています。

 今年も夏の日本クラブユース(U-15)サッカー選手権に出場し、グループリーグを突破するなど、中山氏の実績・手腕は十分。

 

 個人的にもアルエット熊本FC時代に、不動のボランチとして活躍している姿を見ていたので、来季共に戦うことができることを楽しみにしています。

 

 今年設立した熊本から世界へプロジェクトと言うのは、熊本のクラブユース関係者が共同して設立しており、その中にはかつてロアッソ熊本アカデミースタッフとして在籍していた永尾氏と大瀬良氏の名前もあります。

 熊本から世界で活躍する選手を育てるため、クラブの垣根を取っ払って優秀な人材を育てるというプロジェクト。

 長年ブレイズの顔として活動してきた中山氏が、今回ロアッソ熊本に移るというのは非常に大きな決断です。その胸の内にはこういった思いもあって、この決断に至ったのかなとも思います。

 

 ブレイズ熊本とロアッソ熊本というのはU-15ではライバル関係にありますので、このことを最初に噂で聞いたときは正直信じられませんでした。ただ昨年、高円宮杯U-15九州予選でロアッソ熊本ジュニアユースの応援に行った際、ロアッソ熊本はブレイズ熊本、ソレッソ熊本と対戦しました。試合後はまさにノーサイド。敗れたほうは涙ながらに相手の活躍を願い、勝利した方は相手の健闘を称え、その後の勝利を誓うという場面を見たときには「熊本は一つなんだ」と強く感じました。

 もちろん、他県のクラブと対戦したときにもそういう光景は良く見られるんですが、それとはまた違った一体感があったような印象を受けました。

 

 熊本は九州で最も人材が豊富だと思っています。今でも県外の高校、Jユースに行く子は数多くいます。

 そういった決断をするということは、世界を目指すような選手にとって魅力的なチームが県内にはないということ。

 自分がロアッソ熊本ユースを応援するようになった理由は正にそういったことでして、ロアッソ熊本ユースを魅力的なチームにしたい、熊本の選手たちみんなに目指されるようなチームにしたいという思いがあります。

 プリンスリーグ昇格・残留は果たしましたが、全国大会出場はまだ一度だけ。まだまだこのチームは発展途上です。

 今回、そんな発展途上のクラブに大きな決断をして来ていただくことになった中山氏には非常に感謝しています。現在指揮を振るい、来季は育成ダイレクター・ユース総監督を務めることになった菅澤氏にも大いに感謝しています。

 この二方と共に、ロアッソ熊本アカデミーをこれから作り上げていくかと思うと非常に楽しみでありますし、応援するほうとしても気持ちが高まります。

 

 ロアッソ熊本アカデミーのこれからの発展に期待しましょう!

2016 プリンスリーグ九州

今週土曜にプリンスリーグ九州が最終節を迎えます。
2013年~2014年にプリンスリーグ2部に参戦していたロアッソ熊本ユースですが、プリンスリーグ九州1部(昨年から2部は廃止)には初参戦。
昨年末のプリンスリーグ参入戦で、佐賀東との死闘を制して昇格を決めました。(後に佐賀東も入替戦に勝利して昇格)
途中熊本地震により中断を余儀なくされたものの、7月~8月に集中開催方式(土日連戦)により日程を消化し、九州サッカー協会主催のリーグでは唯一2順制を守って運営されました。
これは協会関係者・チーム関係者並びに会場を提供していただいた自治体・学校など、様々な方々の協力によるものです。
プリンスリーグ九州を全日程消化できたこと(まだあと1試合ありますが)を、この場を借りて感謝申し上げます。

さて、最終節を前にした順位表です。
 

高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プリンスリーグ九州
順位チーム名勝点試合得点失点
1長崎総合科学大学附属高校47171520611546
2アビスパ福岡U-1838171223562630
3神村学園高等部32171025563719
4ロアッソ熊本ユース251767426224
5九州国際大学付属高校23177282531-6
6鹿児島城西高校22177193237-5
7鵬翔高校211770102541-16
8日章学園高校20176293443-9
9鹿児島実業高校131741122352-29
10佐賀東高校41711151650-34

※上位2チームはプレミアリーグ参入戦に出場
※下位チームの降格・入替戦については、プレミアリーグ及びプレミアリーグ参入戦の結果によって変動する。
 ・ 7位・・・プレミアリーグWESTの九州勢が2チーム減の場合入替戦
 ・ 8位・・・プレミアリーグWESTの九州勢が1チーム減の場合入替戦
 ・ 9位・・・原則自動降格、プレミアリーグWESTの九州勢が1チーム増の場合入替戦
 ・10位・・・原則自動降格、プレミアリーグWESTの九州勢が2チーム増の場合入替戦

 プリンスリーグの場合、残留ラインがプレミアリーグの結果によって変動するのが特徴。
そのため、常に上位リーグの状況も確認しながら見ていく必要がある。
現在プレミアリーグには九州から東福岡、大津高校、大分トリニータU-18の3チームが参戦している。
プレミアリーグは10チームのリーグ戦で、下位2チームが降格するため、3チームも参戦していれば九州から降格チームが出るリスクは高くなる。
残り2試合を残し降格圏にいるのは大分トリニータU-18のみだが、まだ大津高校は残留を決めていないため7位まで入替戦の可能性は残されている。

 ロアッソ熊本ユースは残り1試合を残して残留(6位以内)を確定させた。
プレミアリーグ参入戦へ挑む2チームも長崎総附と福岡U-18に決定。参入戦は12月16日・18日に広島県で行われ、16チーム中4チームがプレミアリーグ昇格となる。
残留争いに目を向けると、佐賀東と鹿児島実が9位以下確定。こちらもプレミア参入戦の結果次第ではあるが、大分U-18の降格が決まってしまうと、最下位の降格は確定。9位も長崎総附と福岡U-18の両方がプレミア昇格を果たさない限りは降格決定的と言っていいだろう。
尚、九州は降格した場合にも、県リーグ1位とプリンスリーグ参入戦への代表決定戦を設けているところがほとんどなので、鹿児島実と佐賀東にも来季プリンスリーグに参入する可能性は残されている。

 さて、入替戦の可能性がある8位と残留できるの可能性が高い7位の争いは九州国際大付、鹿児島城西、鵬翔、日章学園の争いに。
九州国際大付(対 鹿児島実)と鹿児島城西(対 鵬翔)は勝てば6位以内が決まって残留確定。
鵬翔(対 鹿児島城西)、日章学園(対 ロアッソ熊本ユース)の宮崎勢は降格圏脱出のためにも是が非でも勝利が必要な試合になる。

 2016プリンスリーグ九州最終節は12月3日(土)に鹿児島県各地で開催。
ロアッソ熊本ユース6期生はラストゲームとなります。
トップ昇格が決まっている米原秀亮も恐らく出場します。
お時間ある方は、是非会場まで足を運んでください!

〔試合情報〕
 ◆高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プリンスリーグ九州 第18節
   12/3(土)11:00キックオフ
   ロアッソ熊本ユース vs 日章学園高校
   @鹿児島県立サッカー・ラグビー場 A(鹿児島ふれあいスポーツランド)

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ 2016

 先週末「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」(地域CL)が開催されました。

聞き慣れない大会名ですね。

それもそのはず、今年から名称が変わっております。

昨年までは「全国地域リーグ決勝大会」という名称で行われていた大会。

通称「地域決勝」や「地決」と呼ばれていた大会です。

JFLの登竜門として、地域リーグの代表が集う大会であり「日本一過酷な大会」として一部のサッカーファンには有名な大会です。

 

 出場チームは全国にある9つの地域リーグの優勝チームと、10月に行われる全国社会人サッカー大会(通称:全社)の上位3チームの計12チーム。

地域リーグで優勝したチームが全社で3位以内に入った場合は、全社4位に、2チーム以上ベスト4に入った場合は各地域リーグ2位以下のチームに持ち回りで出場権が移ります。(次は東海)

 

 JFLを目指すチームはまずそれぞれの地域リーグで優勝を目指すことになりますが、優勝を逃した場合は5日間連戦で行われる全社に全てを懸けることになります。(全社懸け)

 

さて、それでは今年の出場チームです。

 

  • 北海道:ノルブリッツ北海道
  • 東  北:コバルトーレ女川
  • 関  東:東京23FC
  • 北信越:アルティスタ東御
  • 東  海:FC刈谷
  • 関  西:アルテリーヴォ和歌山
  • 中  国:SRC広島
  • 四  国:FC今治
  • 九  州:J.FC MIYAZAKI
  • 全社①:三菱水島FC(中国)
  • 全社②:鈴鹿アンリミテッドFC(東海)
  • 全社③:ヴィアティン三重(東海)

 

以上の12チーム。

昨年、一昨年と2年続けて決勝ラウンド進んでいたサウルコス福井は北信越リーグ6連覇を逃し、全社でも敗退し出場権を逃す結果となりました。

 

 例年、全社枠のチームが好成績を残す傾向にあり、今年は特にそれが顕著に表れる結果になりました。

1次ラウンドではなんと全社枠の3チームが90分で全勝。もちろんこれは全社上位複数チームに出場枠が与えられるようになった2008年から初のことで、地域リーグの覇者が1チームしか決勝ラウンドに進めない非常に珍しい現象が起きた。

理由としては、今年の全社には地域リーグの覇者が2チーム(FC今治、東京23FC)しか参加していなかったことが挙げられる。

地域リーグは9月下旬から10月上旬に終了するため、全社に参加しないチームは一ヶ月公式戦から遠ざかることになってしまう。

一方で全社は10月中旬から下旬という直前に連戦を経験できるので、3連戦で戦う地域CLのシミュレーションとしてはこれ以上ない舞台となる。

例年ならば数多くの地域リーグ覇者が全社にも参加し、他のチームのスカウティングなどを伺いながら連戦を戦うことが多いのだが、今年に限っては各地域の予選で敗退したチーム多く直前の連戦を経験できなかった。

これが1次リーグでの全社枠全勝という結果に繋がったことは言うまでもない。

 

 そして唯一地域リーグ覇者で決勝ラウンドに進んだFC今治は、元・日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務めるチーム。

就任初年度の昨年もこの大会に挑んだものの、1次リーグで敗退している。

来年には専用のスタジアム(5,000人収容/J3規格)が完成する予定で、正に背水の陣で大会に臨んでいた。

昨年からスカパーで「FC今治の挑戦」を視聴していて、岡田オーナーのやろうとしていることに関して素直に面白いと感じていたので、今年の大会に関してはFC今治のJFL昇格を強く望んでいた。

1次ラウンドは組み合わせに恵まれ、2位ながらワイルドカードで決勝ラウンドに進むことができたFC今治。

全社から勝ち上がった3チームとの決勝ラウンド結果は以下の通り。

  • 優勝:FC今治
  • 2位:ヴィアティン三重
  • 3位:鈴鹿アンリミテッドFC
  • 4位:三菱水島FC

FC今治が3戦全勝で優勝を果たしJFL昇格。

ヴィアティン三重が最終節の鈴鹿アンリミテッドFCとの三重ダービーを制し、JFL昇格決めました。

ヴィアティン三重は桑名市と四日市市をホームタウンにするチーム。

地域リーグながらU-18を保有しており、U-15は三重県U-15リーグの1部に所属している。

Jリーグ参入に合わせてU-15・U-18を整備するチームも多い中、地域リーグでここまで整備しているのは素晴らしい。

ホームスタジアムは四日市市中央緑地公園陸上競技場で、収容人数は芝生席も含めて10,000人程度。

J3は最低5,000人を基準としており、J3基準に向けてはほぼ問題ないかと思われる。

 

 同じ三重県勢に敗れ、JFL昇格を逃した鈴鹿アンリミテッドFCは四日市市に隣接する鈴鹿市がホーム。

言わずと知れたF1サーキットのある街である。

東海リーグでは2年続けてFC刈谷に次ぐ2位。(三重は3位)

元・ロアッソ熊本のパブロも所属している。

今年も優勝を逃す結果になったが、全社準優勝で地域CLの出場権を得ていた。

ホームスタジアムとして一万人ほどを収容できる球技場、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場(鈴鹿スポーツガーデン)を予定しており、スタジアムに関しては申し分ない。

FC鈴鹿ランポーレより名称を改め、ユニフォームスポンサーの一件で一時話題にもなった。

今年こそ昇格を逃したが、決勝ラウンド敗退後数年でJFLに昇格したチームも数多くあるので、来年もめげずに頑張ってもらいたいところ。

 

来季のJFLは今年J3参入を逃したヴァンラーレ八戸FCを筆頭に、東京武蔵野シティFC、奈良クラブ、栃木ウーヴァFC、FC今治の5クラブがJリーグ百年構想クラブとなる。

この他にもラインメール青森、ヴィアティン三重もJリーグ百年構想クラブに申請する可能性があり、以上に挙げたクラブが2018年のJ3参入候補と言えるだろう。

 

来年もJFL、地域リーグの行方からは目が離せない。