君がいない、初めての誕生日会…
韓国映画、
『君の誕生日』(2019年)
を観ました。
2014年4月16日...
この世を先に去った息子スホへの恋しさを抱きながら生きる
スンナム(チョン・ドヨン)。
1年に1日だけの、
スホの誕生日が近づいてきます。
一方、ベトナムに仕事で行っていて、
息子が亡くなった日に帰国できなかった
父ジョンイル(ソル・ギョング)。
帰国したくても出来なかったのには、訳があるんですけどね
家族に対して罪悪感を抱えたまま、
あの日から2年後、韓国に戻ってきます。
息子シホは、なぜ、この世を去ったのか…
この事故の犠牲者だったのです
ジョンイルは、
スホの部屋を、そっとのぞくのですが、
机の上は、その時のまま…
娘との会話もぎこちない…
スンナムは…と言えば息子の死を、
今も受け止めることが出来ません。
そんな中、スホの誕生日を迎えることに…
支援団体から、
スホの誕生会を提案されるのですが
スンナムは、誕生会を開いたら、
息子がいない現実を認めるようで…
けど、当日、誕生会が開かれ、
ジョンイルたちは出席することに…
スホの写真が展示されたり、画像が流れたり、
友達から、優しかったスホのエピソードも聞けて、
スホがこんなにも慕われていたのかと…
それまで、気丈だったジョンイルも号泣。
この誕生会で、ジョンイルたちは、
スホが生きていたことを胸に刻むことが出来たみたいで、
やっと笑顔
この映画は、 3つ(最高5つ)かな…
何の予備知識もなく、観始めたこの映画ですが、
まさか、あの、
「セウォル号沈没事故」に関係する映画だったとは…
とても重すぎるし、
辛すぎる内容でした。
肉親の死は、辛いですよね。
ましてや、
我が子が先に逝ってしまったその悲しみは、
想像を絶する辛さだと思います。
その悲しみの中の夫婦を演じた、
ソン・ギョングさんと、チョン・ドヨンさんの演技が
素晴らしかったです
このお二人、
映画、『私にも妻がいたらいいのに』(2001年)で共演していて、
18年ぶりの共演だそうです。
関係ないけど、
『私にも妻がいたらいいのに』
繋がりで、
ソル・ギョングさんの妻はいます
ソン・ユナさんです
そんな、ソル・ギョングさんの映画は、
インパクトの強い映画が多いですね~
『殺人者の記憶法』
『oasis オアシス』等々…
インパクトが強すぎて、
忘れたくても忘れられない
この映画も、
きっと、忘れられない映画となるでしょう。