Eins:Vier ツアーファイナル 夢の続きを見てきました。 | 恋愛も人間関係も伝え方で100%決まる!声のデザイナー椎名竜仁

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自分も音楽に関わってお金をもらう立場になり、ライブなどへ行ってもよくも悪くも感想を書くことを控えてきました。

勿論友達や知り合いなら直接ご本人に伝えたりはしていましたが。

今回あえてそれを破って、と言うより
それを思っても書かずにはいられない衝動と感動を覚えました。

それは今の自分ではなく10代の頃の自分と同じ感動を得て、涙を流しながら心をその頃に引き戻されたからです。

そのバンドはEins:Vier 

90年代に活躍したバンドでいわゆるビジュアル系バンドと言うエリアで活動していたバンドでした。

でもその頃から全てが違っていました。
90年代ビジュアル系は黒服で見た目ゴシック、サウンドはメタル調、歌メロは歌謡曲なバンドが多くありました。
その流れと二分する、特に大阪からソフトビジュアルと言われるポップなグループも出てきましたが、Eins:Vier はどちらでもありませんでした。

どちらの要素もあり、どちらでもない普遍のメロディーを持ち、ファンタジーな現実を語る歌詞がありました。

特にメロディーセンスは格別で今聞いても色褪せない、時代ではないメロディーでした。

本人たちは後期になるに従ってUKさを意識していないと言っていましたが、デビットシルヴィアンかジムモリソンかと思うヒロフミさんの顔やスタイル、ヨシツグさんのギターサウンドはその雰囲気を持っていました。

そもそもEins:Vier と出会ったのは中学一年の時。姉の影響でテレビでバンドを見始めた頃、ライブハウスと言う異空間に連れていかれました。

姉はプレゼンスが好きでヒバリさんの新バンドを応援のための頭数として一緒に行きました。

まだお客もまばらですぐ目の前にいるのに異空間の人のようなステージに引き込まれました。

そして去年の鹿鳴館、あれは僕の目が幼かったからではないとはっきりわかりました。ステージにいる三人ははっきり三つの空間を持っていました。

最近のビジュアル系はコンセプトを持ち、統一感を持たせることでバンドの色をだすことが多いです。それもかっこいいのだけど、Eins:Vier は三人が個々に色をはなち、はっきりとメンバーが際立って3D映画のように見えました。

あぁ、やっぱり個性的でかっこよかったんだ、そして今もそれが変わらないんだ。
そんな中で最初のバナナホールから聞いているIfeel~が流れたとき心から喜びが溢れました。

そしてツアーファイナル。
ソールドアウトの会場の熱気に負けない、回顧録ではない今の光を放つメンバーがそこにいました。

ゼロクラッシュの時のバンド始めたばかりの子供のような無邪気さも素敵でしたが、ワンマンとしてのEins:Vier 。

こんなに温かく、でも遠く大きい存在のメンバー。
もしかしたら、商業的に考えたらもっとかっこよくしたり出来るのかもしれない。演出なんかも考えられるのかもしれない。

でも自然体で歌を曲を大切に演奏して行く、そんなEins:Vier らしさが満開に花開くステージでした。

誰か有名になるバンドがでたら似たバンドが出る、それは同じシーンでは当たり前のこと。
でもあえて他とちがうこと、目立つことを考えたってバンドも多々あったビジュアル系創成期。

Eins:Vierはたぶんそんなことを考えた訳ではないだろうけど、最初から違っていた。メロディーの良さ、切なさから激しさ、優しさまで顔を変える曲。

そもそも楽曲がEins:Vier でしか出来ないものを出していたから、演出などで差をつけなくても個性的で、そこにメンバーのエネルギーが重なり、雑誌でしかEins:Vierを見たことがない人はライブでびっくりする。それがイベントキラーと言われた所以かもしれない。

正直、デビュー後のアルバムはあまり聞き込んでいなかった。久しぶりに聞いてみたらどれも温かく懐かしいファンタジーに満ちている。だから今聞いても「この時代良かったよね」と思う曲がない。人の心やファンタジーはいつの時代も人が求めるものだから。

だけど、ライブの間、人だけその時代に
戻っていた気がする。
僕もそうだけど、周りの人は色んな曲で涙していた。好きな曲、思い出の曲、色々あるでしょう。
僕はトップ3に入るjust under way が聞けて発狂した。

そして右も左もわからず、ただただ一生懸命好きなものを追いかけていた時の自分がいた。
見えてるかもわからない手をメンバーへ思いっきりふり、そして大好きな曲を心の奥まで吸い込んでいたあの時代の自分。中学生がバハマなんて入って潰されそうになった時助けてくれた年上のファンの人々。

今大人になって我慢していたものが溢れだした。もっとメンバーへ近づきたいその想いが溢れそうになっていた時、in your dream できっと他のファンの皆さんも「本当に最後かも!!」と言う想いが頭をよぎったのか突然前へ雪崩れるように押し寄せ、僕も心のままにその流れにのった。

そして考えもせず手を伸ばし涙も流れグチャグチャの顔をしていたと思う。

DVD が出るそうなのでそこは写ってないことを祈るばかり(笑)

そのとき、未熟で何の技術もないのに全てに真剣だった幼い頃の自分がいた。
メンバーに気持ちを届けたいけど叫ぶしかない頃の自分が。

今、声帯片方が麻痺していて声が出ないはずなのに、この時メンバーを呼ぶ声が一瞬だけ出た。

後で考えたらなんで出たのかもわからないけどその時は出た。
Eins:Vier が奇跡をくれたのだ。

色んなインタビューを読んでいてメンバーは「やりきった」「最後」と言う言葉を使っている。たぶんそれが本音なんだろうな。ファンからしたら残念だけど、メンバーの人生を決めるのはメンバーでしかないから仕方ない。

でも、この今の年齢でこんなに感動してこんなに心のままに喜べる時間をもう一度くれたことに本当に感謝の気持ちしかない。そしてEins:Vier と言うバンドに出会えたこと、それが自分の人生でどれだけ大切だったかを思い出させてくれたことに、さらに感謝するばかり。

メンバー三人をしっかり目に焼き付けようとか思いながら、岡本さんのドラミングと顔と腕のかっこ良さに思わず見入ってしまい最初2曲ほどフロントメンバーの記憶がないのは今の自分らしく大問題(笑)
デート中でもチラチラ男前を見てしまうから彼はきっと内心往復ビンタでもしたい気持ちでしょう…。

だけど、今でもステージを思い出せる。
そこにもう一度いける。夢の続きを見せてくれたから。

さらにツアーファイナル後partyとしてアコースティックライブまで用意してくれていたなんて。

MDを整理していたらたぶんミューズの時だと思うけどワンマンの音源が出てきた。ちなみにその時は写真や録音が禁止になってなかったからなんだけど、
もし関係者の方、だめだったら文面削除するのでご連絡ください。

Riskが出る前だったんだと思うけど、今の携帯やicレコーダーなんかと違いボワボワ重低音が響き聞きにくい音源だけどそれを聞きまくって覚えようとしていたんだろうなと思いながら、最新アルバムを何度も何度も聞いています。

Eins:Vierと言う夢はまだ続きます。
僕の人生の中ではきっと命つきる日まで。ツアーファイナルのあの日の幸せな光景を胸に。

でも欲を言えばシャズナも復活したしラクリマもライブしてるしピエロ…は微妙だけど(笑)Sweet Liveとかの企画でもう一度夢に会いたいな。