「2位を目指している」
最近、チームを代表してインタビューを受ける選手たちは目標を聞かれると明確にそう答えています。
現在6連勝中。
しかもやりたいサッカーも出来ていて、やりたいサッカーが出来ていなくても勝てている現状は、確かに勢いがあって強く、他チームにとっても驚異になっているように感じます。
ジェフの事を持ち上げる記事やコメントも最近はよく見るようになりました。
でもよく考えてみてください。
残り6試合で2位までの勝ち点差は7ポイント。
そして、2位清水、3位磐田、4位東京Vの中で直接対決を残しているのはアウェイの東京Vのみ。
目標である2位に向けて猛追してはおりますが、目標を達成するにはこれからも勝ち続けることは絶対条件なのに加え、上位3チームが勝ち点を落とすのを待つ、数字上可能性が残っているという"他力本願"状態なのです。
たしかに第36節だけをみると、
清水→引き分け
磐田→負け
東京V→引き分け
と、ジェフにとってはお誂え向きの結果にはなりましたが、それでも2位清水とは7ポイント差があり、得失点差も考えると清水の3敗を期待しなければならない状況。
目標達成に向けてここからは他チームの動向も気にしなければなりません。
次節、
清水はアウェイで藤枝とのダービーマッチ。
磐田はホームでプレーオフ圏内争い中の長崎戦。
東京Vはアウェイでこちらもプレーオフ圏内争い中の群馬戦。
ジェフもアウェイでプレーオフ圏内争い中の岡山戦。
プレーオフ圏内争いや残留争いのチームも考えると順位は違えど各チーム重要度の高い一戦というのはまだまだ残っているわけで、2位清水と7ポイント差あることや、節が進むにつれ可能性がだんだん狭まっていく事を考慮しても、事がうまく進めばまだ目標達成は十分可能だということになります。
長々書きましたが、
6連勝中ではありますが、この状況に驕り高ぶらず、目の前の戦いに勝利して初めて他チームの動向を気にすることが出来る。
そういう状況であることは6連勝する前から何ら変わっていないということ。
という思いです。
まずは岡山戦。
アウェイでプレーオフ圏内を目指しているチームとの戦いであり、相手は直近の磐田戦に逆転勝ちしていて、別の意味でこちらも勢いづいているチームです。
そこを確実に叩く。
毎週末が決勝戦状態ですが、週末の度に"優勝"して、最後の最後に喜べる権利を手にしたい。
本当に喜べるかは他チーム次第ですが、そこはどうすることも出来ませんので、自分達からその権利を手放さないように戦ってほしいです。
今のチームならきっとやってくれるでしょう。
そして、
「前半戦の取りこぼしてる勝ち点を取り返してる途中」