フィンランド教育への理解を深めるためにに読んだ1冊です。
- オッリペッカ・ヘイノネン―「学力世界一」がもたらすもの (NHK未来への提言)/オッリペッカ ヘイノネン
- ¥998
- Amazon.co.jp
ヘイノネン氏が指揮した教育改革の理念、
教育の機会均等を重視する風土など、
教育社会学的な視点から、
フィンランドが「学力世界一」の背景を
描いています。
私が注目したのは、
フィンランドが学校教育へのITの導入に熱心だったことです。
90年代半ば、フィンランドは国内のすべての学校に、
コンピュータを潤沢に配備するという政策を実施したそうです。
あらゆる教科で「情報を読み解く力」を向上させようとしたものだといいます。
これが「学力世界一」の要因のひとつだったというのです。
ヘイノネン氏は、
「ITは学習の「道具」として利用すべき」だと述べています。
また、ネイノネン氏は、
これからの時代は、「未来がわからない世界」だといいます。
一生の間に何度も職業を変えるような時代。
周囲に溢れる膨大な情報から、
変化に対応して生き抜く能力が求められる時代。
学習指導要領解説の冒頭にも、
「21世紀は,新しい知識・情報・技術が
政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる
領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す,
いわゆる「知識基盤社会」の時代」だとあります。
「知識基盤社会」において必要とされる能力は、
当たり前にICTが使える教育環境のなかで、
育まれるのだと思います。