食養生148 カラダの毒素をフキ飛ばす春の山菜 | ジュゲン 小森社長のブログ

ジュゲン 小森社長のブログ

創業67年、神奈川県 戸塚にあります
健康食品会社 ジュゲン(株)代表取締役 小森拓也です。
【食養生】を月に1回、書いています。

食養生とは、医食同源
病気にならないための食生活
日本人の体質にあった食と健康の話です。

小森です。

 

穏やかで過ごしやすい季節になりましたね!

 

今年は桜の開花が早かったですが、ソメイヨシノの淡いピンク色が嬉しい気分にさせてくれます。

 

春は冬の間に体内に溜め込んだ不要物を体外に出すと同時に、解毒をしてリセットする季節。

 

「春の料理には苦みを添えよ」の言い伝えがありますが、春になると自然界が、苦みはあるものの解毒作用のある山菜や野草をたくさん用意してくれていますね。

 

古来からいろいろ種類がある中で、フキもその一つ。

 

 

 

 

童謡「お弁当箱の歌」では、「これっくらいの おべんとうばこに」から始まり、おにぎり、刻みしょうが、ゴマ塩、にんじん、ごぼう、れんこん、最後に「筋の通ったふ~き」と歌いましたよね。

 

 

 

 

フキは日本原産ですので縄文時代から食べられ、平安時代から栽培されてきた山菜ですが、いまでもお惣菜などで食べると日本の良き季節感を感じさせられるとともに、ホッコリさせてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フキといって同時に思い出されるのが、フキノトウ

 

早春に残雪の下からポッと鮮やかな萌黄色の顔を出すフキノトウは、フキの花のつぼみで、冬眠から覚醒したばかりの空腹の熊が最初に食べるごちそうといわれています。

 

 

 

 

 

指でつまんで柔らかければ雌株、硬ければ雄株で、天ぷらやフキ味噌にすると、ほろ苦さが楽しめ、春の到来を感じさせてくれる存在ですね。

 

 

 

 

 

フキノトウは3~5月、直径1センチほどになった茎の部分であるフキは春から秋にかけて旬を迎えるとされ、長い期間味わえる山菜でもあります。

 

フキノトウやフキの独特の苦みはポリフェノールという抗酸化作用のある成分で、冬の間に滞った新陳代謝を活性化し、毒消ししてくれる働きがあります。

 

とくに胃の弱い人は、フキノトウを食べると胃が丈夫になるといわれています。

 

 

 

 

また古くからフキには咳を鎮め、痰を切る作用があることが知られていて、喘息の治療にも用いられ、さらに明目作用健胃作用もあります。

 

 

 

 

最近ではフキのエキスには花粉症を抑える効果があることがわかってきたという報告もあります。

 

咳がとくにひどいときには、ただ食べるだけでなく、フキノトウを煎じて、その汁を飲むとよいです。

 

フキノトウをさっとゆでたものをみじん切りにし、みそを加えて火にかけて練ったものは、喘息によいもの。

 

1日3回、茶さじ1杯ずつ食べるとよいです。

 

 

 

 

フキノトウやフキはともに、咳の出やすい人や花粉症の方は積極的に食べたい山菜ですね。

 

 

フキ自体は約96%が水分なので、100gあたりのカロリーが11kcalとかなり低カロリーですが、栄養成分は実はあまり多くは含まれいていません。

 

でも先のポリフェノール以外に、カリウム食物繊維葉酸がふくまれています。

 

 

 

 

カリウムは体の余計な水分を排出したり、高血圧予防に働いてくれますし、食物繊維は便通をよくし、葉酸は貧血予防に活躍してくれます。

 

主役級の食材ではないですけれど、この時期に副食として春の解毒等に活躍してくれる名脇役の一つですね。

 

 

 

 

フキは調理の際にアク抜きが必要ですが、塩をふりかけてまな板の上でゴロゴロこすり合わせ、塩のついたまま3~5分茹でてあげるとアクが抜け、冷ましてから皮がむけやすくなります。

 

 

 

 

しっかりやることで、春らしい色鮮やかなフキになりますよ。

 

 

 

フキ以外にもタケノコやたらの芽、ウド、ワラビ、ゼンマイなど同じような働きを持つ春の自然の力を借りて、解毒作用で体内をスッキリさせながら、活動しやすいこの時期を有意義に過ごしていきたいですね!

 

 

 

 

次回の食養生は、5月1日にアップしますパー

それではまた!



 

 

LINE友だち登録で、お得な商品クーポンや、美容や健康情報を随時配信中!

ぜひご登録くださいませ♪

 

       ↓ ↓ ↓