学業でも、スポーツでも、ビジネスであっても、上手く行く人には、上手く行かない人(凡人)にない、特長的なクセがある。
天下を統一した徳川家康は、爪をかむクセがあったことは有名だが、そう言うクセのことではない。思考(物事の考え方)のクセのことだ。
凡人は、上手く行かなかった時、『なぜ、上手く行かないのか?』と、必死で考える。
つまり、失敗してから反省するのである。
君のような凡人であっても、スムーズに上手く行ったことが今まで一度くらいは、あったはずだ。
例えば、君が学生なら、珍しくテストで100点満点を取った、野球でホームランが打てた、先生に褒められた。
社会人なら、大きな契約を結ぶことができた、マネジメントがスムーズにできた、人間関係を良好に築くことができた。など、きっと上手く行った経験が、一度や二度あったはずである。
それでは君に質問しよう!
”その成功について、「なぜ」成功したのか?ということを、考えたことがあるであろうか?”
失敗すれば、誰しも「なぜ」と考えるのだが、上手く行った時は、めでたしめでたしで終わってはいないか?
ここに上手く行く人と、行かない人の違いがあるのだ。
百戦錬磨の成功者は、上手く行った理由を分析することで、成功の再現性を読み取って次に生かしている。
分かりやすく言へば、上手く行った時こそ分析し、成功パターンや条件を見つけ出し、それをもう一度実行して、何度でも成功を勝ち取るという思考のクセがある、という分けである。
『勝って兜の緒を締めよ!』とは、勝っても気を緩めるなという意味として使われている諺ではあるが、裏を返せば、なぜ、勝つことが出来たのか分析しろ!という意味もある。
君は、上手く行った事例や出来事を、常に分析するクセが身に付いているであろうか
身に付いていないのであれば、今すぐに思い出して分析し、次の行動の材料にすれば、きっと道が開けるはずである。
自分の成功事例を分析することが大切だということは分かったと思うが、それでは、どうやって分析すればいいの?と思う人もいるであろう。
方法は、実に簡単だ。
メモ帳やノートに、片っぱしから思いついたワードを書いてみるといい。
例えば、ダイエットであれば、1日の運動量や行動パターン、食事の内容、モチベーション(意欲)など書くことによって、上手く行かなくなった時に、それを読み返せば、何が原因でスランプになったのか一目瞭然に分かる。
ゲームで勝つ人は、勝つ法則を知っているのと同じように、勉強でもスポーツでもビジネスでも、上手く行く人は、成功パターンを知っているのだ
勝ちパターンがギュッと詰まっている。