いつも訪問、ありがとうございます。

今回紹介するのは”私自身の環境”ですが、かなりのミニマリストでない限り、同じことができる方はかなり少数とは思いますので、参考になることだけ使ってくださいね。

 

”月○万円生活”

 

みたいなYoutubeの動画を見ると、”洗濯機を処分して手洗い”をする方が散見されます。

洗濯機は元々、大量の洗濯物大柄な衣類を洗濯する方が、

”やっと導入する意味がある”家電であり、特に夏の服である、Tシャツ・パンツ・靴下・タオルを各1組程度の少量且つ小柄な場合、圧倒的に”手洗い洗濯”の方が効率的になります。

 

もう、この段階で

”ドラム式洗濯機は自動で乾燥までやってくれる!”

 

と思うかもしれません。

私も7.8年ほど前にドラム式洗濯機を購入した当初、もちろんそう思って買いました。そして3年前くらいまで、そう信じて使用していました。

 

まず、”節約”という点で考えるなら、ドラム式洗濯機の乾燥機能冬のエアコン並みの電力です。しかも量が多い時は何回かに分けて洗濯・乾燥を繰り返す必要がありますよね?これほどの電気使用であれば、少なくとも乾燥機能については真っ先にやめることを検討すると思います。

 

そして、”洗濯だけなら手洗いよりも早いではないのか?”

という疑問があるでしょう。確かに、”洗濯をする工程”だけを切り取って比較すれば正しいでしょう。しかし、その洗濯機、定期的に洗濯くずフィルターの掃除、排水口(排水ホースのつまり)の掃除、洗濯槽洗浄(カビ取り)をする手間は入っていませんよね?

このように、家電製品はより多機能なものほど、メンテナンスに時間を取られます。洗濯専用の低価格な洗濯機でさえ、水流の右回り・左回り自動可変、脱水(脱水センサー)、洗濯槽洗浄モードなど、気づかない部分で結構多機能であるといえます。

 

洗濯機の効率については、所有するだけでメンテナンスの手間がかかることをお話ししました。

 

案外気づかないことですが、洗濯機置き場が洗濯機で占領されて部屋を狭くしています。この基本的なことに気づいていない方が多いのです。もしも洗濯機置き場に洗濯機がなければ、さまざまな用途にも転用できますよね?

 

※私の洗濯機置き場は、”調理器具置き場”です。

 

 

では、”たらいでの洗濯”だと、どうでしょう?

”たらい”は、本体全体が水に濡れる部分ですから、乾かすために浴室にあります。浴槽の上から吊るしているので、あまり場所については困りません。

※掃除用のバケツも浴室です。

 

洗濯板も浴室。

 

洗う時は、原則シャワー(入浴)時に同時なので、時間を効率よく使います。

洗濯機置き場に置いてある粉洗剤を投入後、

 

ぬるま湯で溶かします。

 

洗濯物を入れたら、2.3分浸け置き。

その後、押し・もみ洗い。

 

 

靴下のつま先・かかと等、黒ずみやすい部分は、洗濯板を使い、こすり洗い。

 

洗濯水を捨て、一旦絞り。

洗濯物が床につくと”水分を吸ってしまう”ので、大きめの衣類は膝の上などに片方を乗せて絞ったりします。

 

すすぎは一回でOK。ここが洗濯機との大きな違いですね。

洗濯機は洗濯カス(石鹸カス)が洗濯槽にこびりつかないよう、2回のすすぎが推奨されます。

 

脱水(絞り)終わったら、ベランダへ。

 

洗剤投入から干し終わるまでの時間、およそ10〜15分弱。洗濯物が多い日でも20分程度で終わります。

 

撮影時はさすがに裸ではできないので、着替えてからやりましたが、

この作業、シャワーと同時なら、シャワー時間含め平均20〜25分です。

まあ、天気が悪い時はたくさんの洗濯をすると乾かないので、一部の洗濯を翌日以降に回す時もありますが、夏の晴れた日なら、ほんの3.4時間で乾いてしまいますから、乾燥機の必要なんてないですよね?そして、天日干しが最も確実な、カビ・匂い防止になります。

 

いったいこれのどこが、時間効率悪いでしょう?

 

これはおそらく、自炊することと、コンビニに出かけてお弁当を買って帰ってくるまでの時間を比較した時に似ています。

 

一見、その時間内を自分の手作業でする方が時間のかかるように感じることでも、機械や他人がやってくれたものを手に入れるまでの時間殆ど変わらない。場合によっては自分でやった方が短時間で済むこともあるのです。自分でやらない方が楽だと感じる理由は、その作業をしない間、”自分が移動しているだけで済む”からです。

 

洗濯機を使えば、その機械が仕事をする間は他のことができると感じるでしょう。例えば、その時間に体を鍛えるために筋トレをする。これってすごい無駄ですよね?

たった10〜15分の間ですが、洗濯時は”握力の筋トレ”ができます。洗濯そのものを洗濯機にお任せしても、洗濯槽の洗浄の時間を定期的に取る必要ができますし、各フィルターや排水溝の掃除も別の時間に取られます。しかし皆さんは、洗濯しているたった20分程度の時間に手を休めることだけが”効率的”と勘違いしているのです。

 

これが、電化製品の力を使うことが、”思ったほど役に立たない”大きな理由なのです。

 

 

ここまでで、手洗いが最もシンプルで実は時間の効率が最もいいことだとお分かりいただけるのでは、と思います。

 

もちろん、家族の衣類をまとめて洗濯する場合、これを30分以内に終わらせることも難しいし、かなりの重労働(激しい筋トレ)になるので、その場合は現実的ではなく洗濯機も選択肢としては間違いではありません。

 

その代わり、その電気代や洗濯槽洗剤・洗剤代(手洗いの粉せっけんだとコストは1/5以下です)を家族に稼いでもらえるのでしょうから。

 

手洗い洗濯は、”1人暮らしならお勧めできる”かもしれません。本当は家族暮らしでも幼児がいる家庭を除き、家族全員が一人一人シャワー時(入浴時)に洗濯すれば、洗濯機はいらないかもしれませんが、そこまで”家族全員に節約思考と自立心がある”家庭は、ほぼないでしょう。

 

 

 

今回は、

 

すでに洗濯機を廃棄して、1年以上手洗い生活の立場からの意見

 

として、参考にしてください。もしも1人暮らしの方で”やってみたい”という方は、

”洗濯機を処分する前に”たらい少量の粉せっけんを準備して試しにやってからご判断ください。洗濯機を処分してから後悔しても遅いですからね。

 

これ以上大きいと、狭い浴室では使い物にならないのでご注意。

 

もしも手洗いが難しいと判断したら、毎回ぬるま湯に溶かして使用すれば、洗濯機でも利用できます。

 

 

以前の記事にも触れていますが、洗濯物を絞って脱水するのは、思った以上に握力を使うので、特に女性の方は途中で”脱水だけ洗濯機に”することが多いと思いますが、地道に毎日やっているうちに、力の使い方や絞るコツが掴めて、全く苦ではなくなります。これは元々(手洗いを始めた当初)、左手の握力が20kg未満しかなかった私(測ってませんが、現在はかなり握力あります)が言っていることなので信じていいと思いますよ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。