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つい最近は、豚肉の値上げニュースがありましたが、今度はお菓子類なども。

 

 

以前からお伝えしていますが、

どんどん進む値上げで、”調理済み食品”を買って食べる”中食”や、”外食”はどんどん市民の手の届かないものになっていきます。

 

そのうち、外食をまずは控える傾向が進み、もっと粗悪な加工食品・超加工食品を求めたり、プライベートブランドに替えたり、とにかく安いものへ移る傾向が進んでいます。2024年6月現在は多くの市民がこの段階。そのうち格安の”調理済み食品”自体がどんなに安いものへ移行しても買えなくなっていくでしょう。すでに豚肉が高級食材になってきていますのでね。

 

まず影響が出るのは、”日本国民”が買えなく(買わなく)なれば、店はインバウンド需要にだけ目を向けるでしょう。経済体力がある店は残りますが、薄利多売で小さい店はもっと倒産が増えるでしょう。多くの日本の消費者は悲惨な状況を辿りそうです毎年輸出量が拡大している”コメ”が、すでにその傾向がありますよね?

 

これも皆、大手企業が全国民に仕掛ける”マーケティング戦略”そのまま受け入れてカモになっていることすらわからずに、”お金を使って消費する”ことに中毒状態になってしまったのが、大きな原因でしょうね。

 

お菓子なんか、今回の大幅な値上げが始まる前から高価であり贅沢品でありました。これは家計簿をつけている人ならとっくの昔に気づいていますよね?

 

市販のお菓子は贅沢品。

外食も贅沢な行為。

中食も贅沢な食品。

 

今回、この外食、中食と比較するために、

”内食”

という言葉を紹介します。

 

読み方は、”うちしょく”とも、”ないしょく”とも読むようです。

意味は、

 

”スーパーなどで食材を買ってきて、一から調理して家庭内で食事をすること”

 

よく自炊という言葉がありますが、通常のご飯だけでなく、お菓子も含め食べるもの全てを自宅で原材料か調理することから、”手作りの料理”も全てこれに含みますね。

 

内食の良い点は、原材料から作るので、原材料の値上げ分しか影響がないこと

実は家庭レベルの規模の量では、原材料だけの値上げでは大した影響などないのです。多くの中食・外食は、人件費・運送費・光熱費(調理や保存のため)などや、中食はパッケージにするための余計な加工費用など、様々な費用が上乗せされます。もちろんこれは無添加であろうが粗悪な格安品であろうが同じ。色々な余計な工程を挟めば、全てが値上げしている現在では累積的に価格は大きく上げざる得ないのです。

 

味や見た目を多くの人の好みに合わせること。長期保存性。効率よく大量生産する。

こういうことは、家庭の料理(内食)では無縁な話”6人以上の大家族”みたいな大規模な家庭でもない限り、大量に効率よく作る必要なんてなし。

 

だから、今まで食べていた嗜好品を諦める、質が悪いが安いもので我慢する、みたいな残念な決断をしたくなかったら、今のうちにコツコツ料理の腕を上げて、少なくとも自分自身や家族を満足させられるようにしていきたいものですね。

 

ちなみに。

ここ2ヶ月くらいでちょっと気づいたことです。当たり前ではあるのですが、滅多に一緒に食事をしない人ほど、味覚の違いが大きくなるようです。詳しく書くと特定できるのであえて書きませんが、家族内では美味しいと思って食べてくれるものでも、赤の他人や遠い親族などに”内食”をお裾分けするときはご注意ください。場合によってはひどく口に合わないこともあるようです。

 

冒頭の動画内容で思うのは、

賢い人々は、とっくの昔にこうなることはわかっていたので、コツコツと好きなものを自分で作れるように日々学んで実践していますよ。私も遅ればせながら、2年前からコツコツ始めてます。

 

”ショートケーキのおいしさ”は、ほとんどが生クリームといちごの味です。だから本当は見た目とかスポンジケーキの味は脇役。これなら”内食”できそうですよね?極端な話、スポンジケーキと生クリーム・いちごをバラで買ってきて自分で装飾するだけで価格は半分以下になります。まあ、さすがにもうちょっと自分で作った方が安上がりですがね。

 

私は生クリームもかなり高いので、過去に生クリームの食感と同等な味を安く済ませるために、こんな動画を紹介しました。いろいろご自分の好みで作れると思います。

 

 

最近は、スポンジケーキで使用する油の量も勿体無いと、コッペパンしか作らなくなりましたが。

こっちは甘いクリームだけでなく、惣菜も挟めるので便利かな。

 

 

 

”消費中毒”や”他人依存”が強くなっている人たちは、こういう料理の腕を上げる方法を、”誰かに直接指導してもらう”とか、”料理教室に通う”ことしか思い浮かばないかもしれませんね。

 

よくよく考えてみてください。ほぼ99%以上の国民は、”スマートフォン”を持っていますよね?だからそんな無駄なことしないで、ご自分で星の数ほどあるYoutubeの動画や、クラシル・クックパッド・楽天レシピなどネット上で調べ学ぶことはできるでしょう?

 

2年間のあいだ、マイペースでYoutube独学?をしてきた私の感想を言えば、どんなに料理の素人でも、直接誰かに指導などされなくても、腕は磨かれていきます。

 

すでに私の”内食定番お菓子”になっている、動物性食品不使用のシナモンロール

 

個人のお菓子や嗜好品の数などたかが知れていると思います。だからたくさんのレシピを広く覚えようなんてしなくていいと思います。自分が満足できる範囲だけ作れるようになれば。

 

※毎週水曜の定番になっている、動物性食品不使用、市販のタレやスープ一切使わないスープから手作りの塩ラーメン。パスタ100g(”中華麺”に茹で上げてます)で1杯およそ100円

 

 

値上げ・値上げで買うことばかり、お金で消費することばかり考えずに立ち止まり、自分で作る、

”内食”

を目指しましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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おまけ。

 

昨日(毎週金曜の断食日)は時間が空いたので、久しぶりに手前味噌の仕込みをやりました。最近、職場の同僚数名に(昨年仕込んだ1年熟成味噌)配ってみたのですが、とても好評でした。味噌はどんな家庭でも味の感覚はあまり変わらないようですね。

 

今回は大豆1kg分だったので、結構時間がかかりました。前日に洗って水につけていた大豆1kgですが、圧力鍋で全て茹でるののに2時間半(量が多すぎて3回に分けました)。

大豆をすり潰して30度前後(塩切り糀と混ぜる温度)まで冷ますのに時間かかります。

 

茹で始めからここまで3時間30分ほど。

 

ここからは、もう過去に10回以上味噌作りをしている私にとっては楽な作業でした。

塩切り麹と混ぜてから、

だんご状にして、

 

保存用の容器に投げ入れる。空気が入らないようにこぶしで圧をかけて均していく。

 

ラップをする前に、均して塩を表面(特にかびやすい周囲)にすり込み、

 

ホワイトリカーをスプレー掛けして、ラップし、重し。

 

付属の蓋ではなく、新聞紙をかけて仕込んだ情報を記載。

これで完了。

 

通常のレシピでは”塩分11%弱”が一般的。しかし私は長期熟成の辛味噌の方が風味が良くて好みなので(熟成期間が長いけど、カビにくい)、塩分13%弱にしています。

こういうところも、市販品では選択できないことですね。

 

今の時期(梅雨の時期)に仕込むと発酵まで早く進むけど、カビが発生しやすい(表面にしかできないので、その部分だけ取り除けばOK)ので、初めて味噌の手作りをする人は、”寒仕込み”がおすすめ。要するに1月〜2月ですね。ただし、私も初めて味噌作りをしたのが夏という荒技でしたが、最低1年以上熟成させれば味に深みのある美味しい味噌になるということがわかりましたので、1月と夏から秋の2回、いつも半年分(大豆1kg分)をまとめて仕込んでいます。おかげでほぼ2年経った今まで、ずっと”自家製の味噌だけ”で食生活をしています。

 

なお、今回仕込んだ味噌4kg分の原材料代は、なんと合計でおよそ1800円。どんな市販品よりも安く、しかも体にとってもいい無添加。常温で長期保存(数年)できます。熟成まで半年〜1年かかりますが、1年前にさえ仕込んでおけば最も安く、しかも健康に良い味噌が食べられるんです。

 

 

今は、一昨年に大量に買ってしまった古大豆を消費するため、味噌と納豆に大豆をひたすら使ってます。味噌は食べられるまで1年かかるので、そんなに何度も作れませんが、納豆は毎食食べるので、一度に250gずつ使って作っています

 

普段の玄米ご飯と自家製の味噌を使った味噌汁。自家製納豆と自家製漬物、自家製梅干しも。

 

 

2年間、大豆を茹で続けて感じたのは、やはり大豆を茹でる時間が長いときついな、ということ。今回は乾燥重量1kgの大豆(浸水後は2.4kg)なので3回に分け、2時間半もかかりましたが、納豆の時などは浸水後600g弱。1回で茹でられるので、40分もあれば茹で終わります。これが、安い圧力鍋では1時間超え。通常の鍋だと4時間。やってられなくなりますね。

 

これがちょっと高価ですが、高圧タイプなのですごく使い勝手がいいし洗浄も楽なこれにした理由ですね。もちろん、大豆だけでなく玄米炊飯、小豆を茹でるなども超短時間でできるので助かってます。