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久しぶりにドイツ人日本人にみられる傾向、その違いから、

特に現代日本人が学ぶべきことを取り上げてみたいと思います。

もちろん、これはすべてのドイツ人、すべての日本人に当てはまることではないです。多くにその傾向が強いというだけですので誤解されませんよう。

 

ちなみに、以前はこんな内容を紹介しましたね。

 

今回はさらに深掘りした内容を解説してくれる動画を見つけたので紹介いたします。

※”フェルミ漫画大学”さんより

 

この動画の内容から、どうやらドイツ人の多くは、

”お金を使って楽しむ価値”

よりも、

”自由な時間”

”家族との時間”

など、本質的なものを求める傾向が強く、

 

現代の日本人の多くは(比較して)、

”物質的な喜び”

”刹那的な喜び”

”個人の価値より、多数派の価値”

など、”人間性を失っている傾向”が強いと感じます。

 

もちろん、手放しでドイツ人の全てが優れているとは思いません。

”他人を思いやる精神”

”他人の立場に立って考える思想”

は、世界を見渡しても日本人が特に優れていると思いますので。

 

ただし、問題は、

”他人を思いやる行動の背景に、他人にもそれを求める心”

がないこと。つまり、

”観念の押し付け”

”見返りを求めた行動”(計算高い狡猾さ)

ではないことで、初めて日本人の良さが活かせるのだと感じます。

 

しかしながら、この精神性を持った日本人は激減しているので、残念なことに

”計算高い親切な行動”

”気配りの良さを強要する”

ところが出ているなー、と感じます。

 

先ほど紹介した動画にも出て来ましたが、多くの日本人は客として随分と傲慢になっており、対価に見合わないようなサービスを求める傾向が強すぎるのです。

 

この悪循環により、解雇をおそれ、収入が減ることを極端に恐怖し、例えば一人暮らしで月15万円も手取りがあれば、本来かなりゆとりのある生活ができるのに、

”お金がない”

”税金が高い”

”もっと収入を増やさないと”

と思う一方、

ものすごく無駄なことばかり追い求め、自ら得た収入を瞬間的な”どうでも良い娯楽”に費やして苦しんでいます。

 

他人を思いやらないことはいいとは言えませんが、

他人に期待しすぎて、すぐキレたり不満に思う精神は、反省すべきでしょうね。

 

 

原則は、

”自分でできることを、いちいち他人に求めずに自分でやる”

これによってなんでもお金を使って解決する贅沢習慣から離れ、

”他人には期待しないで、自分自身ができることを自分で考えて行動する習慣”

でしょう。

 

ミニマリストになって人間関係の断捨離も進む人が多いと思いますが、意味もなく単に群れて安心する、なんでも他人に依存・お金に依存というまさに堕落した精神性から離れ、本来の人間性を取り戻す傾向が、このように一部の日本人にも表れてきています。

 

実は私も、自身の進化を阻害するような人間関係(自分にも相手にもためにならないような関係)に対しては、少しずつ断捨離を進めています。

 

ドイツ人のすべてを賞賛はしませんが、まずは

”他人依存”

”他人に求めすぎる”

という、甘えん坊のお子ちゃま精神からは卒業することが基本でしょう。

 

その上で、

”他人をもてなす心”

”他人の立場に立ってする行動”

の良さが初めて活かされるのではないかと思います。

 

 

少し具体的な日本人の悪い例を挙げましょう。

 

日本人の悪い傾向の中に、食品業界の歪んだ構造があります。

たとえばドイツを含めた欧州では、加工肉に毒性の高い添加物は含まれていないことが多いですが、日本の加工肉は欧州では”禁止されている”危険な毒物を添加し、ほぼすべて食べられたものではありません。

 

多くの日本人が、”安くて、見た目が綺麗で美味しい”ということしか食べ物に求めないことに対し、欧州の多くの国民は、長い目で見て健康に良いもの、つまり”自分の体を大切にしている”傾向があるのです。

 

自分で選んで、良いものを食べる欧州の人に対し、日本では他人(企業・政府)が決めているのだから安心、と何も考えず、異常に安価でも疑問すら持たないで”おいしく安いからいい”と自分の健康すら他人任せにしている、この違い。

 

これが、毒だらけの加工肉しかお店に並ばず、ほぼ良いものが手に入らない社会を、多くの日本人が”自ら望んで作っている”、歪んだ食品業界の構造です。

 

 

別の例として。

日本人伝統の、味噌・梅干し。

これらは昔は”各家庭で手作り”するのが当たり前であり、買うという文化はありませんでした。ところが工業化・専業化が進み、仕事でお金を稼ぐだけしかしなくなった多くの日本人は、その伝統的文化さえ”他人”(企業)まかせに大量生産された市販品に頼るようになりました。結果、大企業が儲けを優先して消費者の健康面なんて考えないので、”合法的に”粗悪な原材料や石油まみれの添加物で安物を作るようになり、”添加物で味だけは誤魔化している”ので、ほとんどの国民はその悲惨な”安物”伝統食もどきをありがたく買って食べています。

 

ドイツ人が自分の時間を大切にし、自分でできることは自分でやるのに対し、

日本人は自らの伝統食ですら”労働に縛られてお金を稼ぎ”、そのお金で買うという他人任せの習慣に変わっているのです。

 

まあ、9割強の日本人は、味噌や梅干しを”自家製”にしていないでしょう?

なのでかなり厳しい例を取り上げてしまいましたが、しかしこれが日本人の本来の姿だと思います。今までいつも市販品選び(なんでも買うこと)しか考えなかった方も、少しは気に留めてくださいね。

私自身、”味噌”・”梅干し”自家製を始めたのは50歳すぎてからでしたから、人のこと言えないかもしれませんが💦

 

”仕事で時間がないからできない”

ではなく、

”労働時間に人生を奪われるくらいなら、自分の食べるものくらい自分で作る”

という発想に変わりましょう。

 

今の物価高騰は、他人依存・お金儲けしかできなくなった日本人にはちょうど良い示唆だと思います。

 

自分のことはお金に頼らず、できる限り自分でする。

他人に求めすぎない。

 

これを徹底すれば、今現在進行している、物価高騰・増税の日本社会でも、ゆとりを持って生きていける素晴らしい方法だと考えます。

 

経験者の私からも言わせていただきます。

一人暮らしなら、年収100万もあれば、賃貸ですらゆとりを持って生きられると。

 

ドイツと日本の物価は比較が難しいですが、税金が高く収入が少ないドイツ人が、日本人よりもゆとりを持ている”いい見本”だと、そう感じます。

 

 

最後に、日本人が大切にしている伝統食の自家製動画(私のです)を紹介します。

自己流が入ってますが、もう2年も自家製で生活しています。

 

 

味噌作り

 
 
梅干し作り

 

 

 

納豆作り

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2024年6月22日、AM5時頃の朝日。