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ここ数ヶ月でふと気づいたことがありました。
きっかけは、親子関係におけること。
これは、一部の親世代にかかわらず、祖父母の世代とその子である親の世代、その子である孫の世代間のことです。
これは一例ですが、ネットの書き込み、人から聞いた話、私が直せつ聞いた・見たことも含めて感じたことなのですが、
今の多くの日本人は皆、”待つ事”ができないようです。
一番わかりやすい例は、自炊をしない人。いくら仕事で忙しくても、炊飯器をセットし、最短で30分でご飯が炊き上がりますし、おかずは納豆でも卵焼きでもほとんど時間のかからないものは帰宅後30分もかからず用意できますよね?しかし、帰ったらすぐ食べないと気が済まない。1分も”待てない”。
これは3年前の私のことでもありますが、相当精神的に病んでいると思います。しかしこれは多くの大人たちにも当てはまりますよね?
そして、その現役世代を育てた私たちの親世代。なんと今ではスーパーで菓子パン・惣菜を買うのは、若い世代よりも高齢な方が多いこと。もう作るのが面倒くさい、”待てない”のですね。
さらに、今の子供達の世代。お腹が空いたらもう待てない。とりあえずお菓子。そして、祖父母や親たちが甘やかすために、お腹が空いたらとりあえずなんでもいいからすぐ与えられることを当たり前に思っているから、我慢ができない。そして、食わず嫌い。ちなみに、私が子供の頃のことですが、よほど全員がまずいと思うような失敗作でもない限り、食べ残したご飯を”親が変わって食べてあげる”なんて超過保護のダメ親しかやらなかったのですが、驚いたことに、
”現代では多くの家庭で当たり前になっていました”
これが2.3才児位までならまだわかりますが、保育園(幼稚園)から小学生へと成長しても、親は甘やかし続けます。それはきっと、自分に与えられた食事に感謝して食べるという感謝の思想が失われて、ご飯は金で買ったただの物質としかみていないというところもあるかもしれませんが、親も子供が最後まで食べるまで”待ってあげられない”、親が子供にきちんと話して
<食べ散らかしたり食べ残すことは失礼で感謝の気持ちがないこと>
と教えるなんて”面倒くさい”から、さっさと処理して終わらせたい、という、子供と対話して教える、そして成長を”待つ”ということのできない、親側のエゴも大きいのではないかと思っています。
私自身、多数のケースに何度も遭遇して驚いたことは、
”これは〇〇(息子や娘)が食べないから、これしか与えない”
と、子供の暴走するわがままに平然とあわせ、子供が食べ残すことに何も危機感を持たない親の多いこと。食べないなら冷蔵庫に入れて、”間食のお菓子は与えず”、それを次の食事にも出せばいいだけのこと。お腹がすけば、少しくらい好きでもない食事でも誰でも美味しく感じますよね?好き嫌いが激しい子供が育ってしうまう家庭の典型が、この事さえ気づかずにいます。そういえば、私の子供の頃は、好き嫌いの激しい友人なんて一人もいなかった。。
食前に我慢できない子供の言いなり。なぜ今の親世代は、お菓子を間食させてすでにお腹が膨れた子供が好きな食べものしか口に入れられない状態に追い込み、さらに子供の暴走した感情に合わせることしかしないのでしょうか?そのわがまま放題の食生活で心身を壊すようにしているのは、その過保護な親たちなのです。
全ては、”待てない”親たち。待てないで暴走する子供たちばかり。
今回は食べ物のことを取り上げたのですが、これはどんなことにも共通します。
例えば、道路の交通。一時停止の標識があるのに、自転車で素通りして、車や歩行者の通行を妨げる。もしも事故になっても自分が悪いとさえ思わない。せいぜい、”自分は運が悪かった”としか思わないでしょう。ほんの数秒待てば事故の危険も全て取り除かれ、誰も危険な目に合わないのに。
駅のエスカレーターの右側(または左側)を、歩くか走って通行する馬鹿者たち。私の記憶では10年以上前から駅のルールとして、”手すりに捕まり立ち止まっている人”を危険に晒してはいけないのですが、そのエスカレーターを歩いて通行して、どれだけ時間が短縮するのでしょう?長いものでも30秒くらいでは?そんなに短い時間も”待てない”のです。
これは相当に精神が病んでいる、と思います。心にほんの少しも余裕がなさすぎますね。
現状を踏まえ、ここからが改善案です。
まずは、ちょっとした気持ちで治せること。
道路の交通や、エスカレーターのように、ちょっと一息すれば我慢できるものから見直してみましょう。心に少しのゆとりを持てば、ルール違反などでトラブルを起こさずに済みます。
心にゆとりがない人は、朝から全ての歯車がずれています。
いつもより30分早く起き、自宅を出る(通勤など)は、今までより15分だけでも早く出るようにしましょう。道路の交通で焦らないというだけでなく、職場に早くつくことで、心のゆとりができ、ミスをしにくくなります。
イライラしたら、一旦その場を離れて、30秒深呼吸しましょう。焦りや苛立ちがかなりおさまります。
根本的な対策は2つ。
1つ目。
キレやすい性格は、食生活の乱れ。特に間食が多く、まともな食事を中心にできていないことが原因。
これは何度も何度も過去にお伝えしていますが、
お菓子・食前の間食を優先せず、まずはまともな食事でお腹を十分に満たしましょう。お腹が膨れれば、間食やお菓子は食べる気が失せます。空腹感がないほど心にゆとりができますよね?
もちろん、惣菜・コンビニ弁当ではなく、ご自身の手作りが前提です。
”自分で作ったものはあまり美味しくないから”
と言って自炊しない屁理屈を言う方(毒舌ですみません)いますが、ご飯ができるまで少し我慢してお腹が空いてから食べたら、本当にそれ美味しくないですか?お腹が空いているなら味付けが多少上手くなくても、なんでも美味しく感じますよね?美味しく感じないのは、事前に余計なものを食べたり間食しているからですよ。
2つ目。
次は、意外に思うかもしれませんが、
自分の部屋を綺麗に掃除・片付けすること。
特に朝活でできると最高です。仕事前の朝にやると1日の歯車が好転していくはずです。
部屋の状態は、その人の頭の中を反映させています。一人暮らしはわかりやすいですね。家族でも、誰の部屋がそうなっているかで、わかるはず。どこも同じなら全員同じく”そういう頭の中”が反映されるのです。
モノだらけで不用品が多いのは、
”物事の要・不要がわからない”
”優先順位がわからない”
”先の見通しが立たない”
”面倒がって見て見ぬふりをする”
という心の状態を現しています。これじゃあ、”待てない”イライラの精神状態にもなりますよね。
掃除のやる気さえ起きない人は、おそらく”汚部屋の住人”になっています。要するに、不用品だらけ。床の面積が広くなると、そこでやっと掃除する気になります。そこまでご自分のペースでいいので、少しずつ自分の部屋の”断捨離”しましょう。部屋がモノだらけだと、掃除すら無理です。
子供への食の改善にはあえて触れませんでした。なぜなら、親ができないことを子供にやらせることは”絶対に無理”だからです。親御さんが心にゆとりを持ち、待つことができる、自己管理ができる心の状態になってはじめて、お子さんの生活習慣・過保護でなく真に子供の成長を思う親の姿勢が現れてきます。
自分を大切にできなければ、自分の子供さえ真の意味で大切にできないのです。
最後に補足。
先ほどの一番目の対策案ですが、いくら自炊しご飯優先の食生活でも、
・市販のパン(菓子パン含む)
・カップラーメン
・スーパーの惣菜
・コンビニ弁当
・宅食などの冷凍食品
・カツ・唐揚げ・天ぷら
・ソーセージやハムなど加工肉
では、健康には最悪で、精神も不安定なままです。
和食にしましょう。
玄米・味噌汁・梅干しの3点を軸に。他のおかずは好きな量をおまけ。しかし玄米ご飯を減らさず、ご飯でお腹いっぱいになるようにしましょう。
いつも何度もしつこくてすみませんが、まともなもの(特に味噌と梅干しは市販は9割偽物)を紹介しておきます。
玄米(無農薬)
味噌
梅干し
最後までお読みいただき、ありがとうございました。