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今回は、日本人の伝統的な食品である、
”梅干し”
についてです。
スーパーに行けば、年中たくさんの”甘い梅干し”が陳列されていますね。
ちなみに、”本当の梅干し”は滅多に販売されていません。
スーパーに並んでいる9割強は、ほぼ”調味梅干し”です。
”梅干し”と”調味梅干し”の違いはこちら。
まあ、この日本語の通りですがね。
そして、特に戦後GHQ政策の影響で、およそ20年間”精製塩”しか摂れなくなる時期がありました。1971(昭和46)年「塩業近代化臨時措置法」が成立し、これが約20年も続いたのです。精製塩はあまり体に良くないです。本当は摂らないよりはマシなんですがね。
このせいで、”塩を摂りすぎると体に悪い”という説が定着し、
”今だに減塩は体に良い”
と信じている情弱・病弱民(毒舌ですみません、本当のことなので)が多い現状です。わざわざ”病弱民”と付け加えたのは、塩を減らしている人は確実に病弱だからです。
この影響で2024年現在、市場には”今だに”減塩食品が蔓延っています。梅干しもその一つ。
本来、梅干しは”薬”として重宝されてきていたもので、その重要な役割を果たすのが
”非常に濃い塩分”の素である、”天然塩”です。歴史はこれを参考に。
現代日本人が病弱なのは、余計で要らない現代栄養学と、間違った西洋医学信仰によって、”常に健康になる為と反対の行為”をしているからなのですが、これは一切要らない”医薬品”や”サプリメント”などを積極的に服用することや、石油由来の加工食品ばかりを摂っているということが基本にあり、さらに悪いことに、それらの毒を排出する(デトックス)に欠かせない、
”塩分”
を避けていることなのです。
今回紹介した”梅干し”には、塩分だけでなく”天日干しした梅干しの持つ力”がさらに加わり、体の毒を追い出す素晴らしい力があります。
結論をいえば、
天然の塩だけで漬けた、
”塩辛い梅干し”を毎日一個摂ること
をお勧めします。
梅干しは、一定以上の塩分濃度でつけると、何年経っても腐食せずに熟成されていくので、そのために18%以上の濃度が必要なのです。もちろん、いくら塩辛い梅干しでも、これだけの塩分ではまだ塩が足りないかもしれませんが。他には普段の食事で”減塩”ではなく”天然塩”を増塩して摂っていただくといいです。一日三食なら30g以上、一日二食なら20g以上、梅干しの塩分を含めて摂っていただくのが目安。
できれば自分で梅を直接仕入れて漬けることをお勧めします。瓶や干しざるなど初めに用意するものがありますが、量が多ければ簡単に元が取れるし2年目はとっても安い梅代だけですみます。
失敗せずに漬ける方法。
天日干し。こちらが仕上げです。
ちなみに梅は旬の時期が年毎に変動するので、安くて新鮮なタイミングは梅雨になる直前からスーパーに並ぶ梅を見た方がいいですが、面倒なので通販というなら楽天で予約という方法もあります。ただし、地元のスーパーでタイミングよく購入するのが最も安くできます。
おすすめの干しざる
大きいサイズだと一気に沢山干せます。
塩漬け用の瓶。
そのまま保存用でも使用できます。およそ梅3kg分用です。
天然塩
今回の梅干し用としてなら、これがお勧め。
”今後”は大量に塩を使用するならこちら。
かなり割安です。私は一昨年前に購入し、今でも使い続けています。
2024年現在。梅農家の経営状態も厳しいところがさらに増えそうです。気象の問題もありますが、それより物価・運送費高騰や、何よりも
”消費者が買わなくなったこと”が、なによりの原因。今のうちに自分で作れるようにした方がいいですよ。
今後、梅干し作りに挑戦しようと思う方へ。
なお、いきなり梅雨の時期に初めて梅干し作りを大量にやる、となると失敗した時悲惨なので、今のうちに少量だけでも練習兼ねてやっておくといいですよ。塩漬けで梅酢が上がってしまえばもう失敗はないので、天日干しはいつでもいいですし。まずは”塩漬け”ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※一昨年漬けた梅干し。もちろん常温保存です。熟成期間が長いので、すごく美味しくなりました。