概要:Monolith Productions製作のミリタリーホラーFPS。2005年にPC、360、PS3で発売された(ともに英語版)その後PCで完全日本語版が製作されるも事情によりサポートが停止された(360やPS3の日本語版はない)。2008年に廉価版で再度市場に出た。



解説:モノリスサンは怖いのが好きらしくて、FP格闘ホラーのコンデムドなども手がけていて恐怖演出には定評があるようだが、このフィアーはジャパニーズホラー的な(私はそうは思わないが)演出とFPSを融合させた作品。といっても恐怖演出と戦闘は同時に起こることがなく、また戦闘するのはほとんどが人間でゾンビとかキメラモンスターのようなものが出てくるおなじみのテイストではない。敵AIは非常に優秀で人間っぽい行動をしてくる。戦闘中には主人公の特殊能力であるスローモを使って超人的な速さで移動、照準などができるため1対多数の劣勢を克服できるようになっている。


レビュー:プロジェクトオリジンが8月ぐらいに発売になるので、気になって1作目をプレイしました。画面は非常に美しく、壁を銃撃すればある程度は壊れるという感じで最近のシューティングではオーソドックスな感じかと思っていたのですが、かなり面白かったです。

 恐怖演出は先頭にはかかわらないというのは要するにただ歩いていたり、アドベンチャー的な行動をしているときに不意にお化け的なものが見えたりするものです。そのお化け的なものはほぼ完全に戦闘にはかかわらず、攻撃もできません。ただ、油断していると結構怖いです。心霊写真とかドラマに変なものが映り込んでいた!?みたいな演出です。たまに戦闘中にも現れてくれても面白かったと思いますが。

 戦闘に関してはスローモで自分がスーパースピードになり(画面的には自分以外がスローモーションになる)隠れたり突っ込んだりしながら戦いますが味方などはいないので全員一人で倒さなければなりません。AIが非常に優秀で2階構造になっているゾーンや入り組んだ室内などでは(ほとんどがそういう場所ですが)敵は当然遮蔽物に隠れ、さらには目を離していると回り込んでまったく予想しない方向からひょっこり現れます。主人公よりアクションが多く、ソファーやロッカーを移動して盾にしたりガラス窓に突っ込んで突入したりかっこいいことをしてくれます。難易度ではこのAIの頭脳には差はないようで難易度を上げると敵攻撃力および命中力が高くなる(無理やりそう理解しますがこっちがもろくなっているように感じます)だけのようです。

 難点はステージが同じような場所、場面が多く見た目に変化がないのであきやすい事、道に迷いやすいこと。被弾してるときの敵の動きが少し変なことなどです。

 一応シナリオもちゃんとありそうな風に見せかけていますがそれほど深い設定ではないようです。このソフトだけでは解明されないことや理不尽な内容もいくつかあります。


総合評価 5000円 

ホラーということで一応やっておこうかな程度だったんですが、AIの優秀さには驚きましたね。ウイルスとか原因不明とかで現れるのっそりゾンビとか意味不明なモンスターなどが出てこないところが私は好きです。演出が怖いということはありませんがアイテムを探していたりするときに突然現れて一瞬で消えるお化け的なものはびっくりします。「ゾンビとかもういいよ、ていうかあるくのおそすぎ」という人や「こんな化けもんいたらたたかわねーよ」というホラー好きにはお勧めです。(金額は現在廉価板が4000円ぐらいなのでアップ評価です)