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算数や数学を教える塾講師の独り言

某学習塾で算数や数学を教えています。
授業などで起こったこと、考えたことなどを中心に書き散らします。

学習塾に入塾するのって結構お金がかかりますよね。

入塾金、教材費、施設費、など塾によって呼び方が違いますが色々なお金がかかります。

授業料や月謝も結構な値段がするところが多いので、やはり結果を求めたくなりますよね。

 

入塾前には親御さんと本人とを交えて面談をすることになりますが、そのときに、

「うちの子には厳しくしてください!」

のような言葉を言われることがあります。

言われてみると、実際に厳しくするとどうなるのか試してみたくなりますよね(笑)

 

実際にやってみました。

小テストができていなければ居残りにしてみたり、宿題をしていなければ居残り、別の日に呼び出してさせてみたり…

どうなったと思います?

 

本人が塾に行くのが嫌になりました。

ここまでは予想していたのですが、親御さんの対応が全て同じなんです。

 

「子どもが行きたがらないので辞めさせます。」

 

うちの子には厳しくしてほしいと言っていたのは親御さんなので、なぜそれで辞めさせるのかお尋ねしてみました。(引き留める気はありません)

しかし、返答は

「子どもが行きたがらないから」

 

辞めた後どこの塾に行ったのか、生徒伝いに調べてみると、やはり優しい塾なんですね。

そりゃ、そうなりますよね。

 

ただ、1名例外がありました。

本人が辞めると言わない。

さて、どんな子かと言うと、俗にいうヤンキーです。

地域での評判がすこぶる悪い子です。

その子がいるからその塾には行かせられないと別の親御さんに言われるくらいの子でした。

 

その親御さんからもそんなことを言われていたのですが、きちんと居残りはする、宿題はする、呼び出すときちんと塾に来て勉強する。

地域1番のヤンキーなのに、勉強をきちんとするんです。

そうこうしているうちに、何が起こったと思います。

 

塾にヤンキーが増え始めました(笑)

これが異様というか、なんというか…

みんな勉強するんです…

今まで勉強をきちんとしてこなかったせいか、なかなか理解できなかったり、分からなかったり、進まなかったりするのに、勉強するんですね。

 

それを見た普通の子たち(?)は今度は危機意識を持ち始めます。

だって、ヤンキーだと思っていた子たちが集団で勉強しているんです。

ヤンキーがそれだけやっていたら、やらないとヤバイ!みたいになっていきました。

 

「うちの子には厳しくしてください」

と言われたら、今は丁重にお断りしています。

やっぱり単に厳しくしてもできるようになりませんからね。