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算数や数学を教える塾講師の独り言

某学習塾で算数や数学を教えています。
授業などで起こったこと、考えたことなどを中心に書き散らします。

「努力をすれば成績は必ず上がる!」

 

なんとなく、こんなイメージはありませんか。

勉強すれば成績は上がると思っている子がとても多いのです。

これって、不思議ではありませんか?

 

同じことをスポーツに当てはめてみると、足を速くしたいと考えたときに、とりあえず走れば足は速くなるだろうということと同じだと思うのです。

がむしゃらに走り回っていたら速くなるのでしょうか?

多少は速くなると思いますが、すぐに限界が来てしまうと思います。

一方で、きちんと理にかなった練習をし、きちんと考えて練習した場合はどうでしょうか。

単にがむしゃらに走り回っていることと比べると随分結果が違うのではないでしょうか。

 

でも、勉強となると、勉強するという動作というか、作業が重視されがちです。

1時間勉強したというのは、内容やどれくらいきちんとしたのかということはあまり気に掛けられません。

どれだけ勉強に時間を費やしたかが大切になります。

一生懸命勉強するという尺度は基本的に時間ではかられ、こんなに勉強したのに成績があがりませんなんてことを言う子もいます。

 

していることが無駄であればきちんと無駄な努力であることを教えてあげてもいいのではないかと思うのです。

努力している姿が美しいなんてことは不要ではないでしょうか。

 

私は結構生徒に無駄な努力と思いっきり言い放ちますが、初めて言われた子はキョトーンとします。

勉強しているのにけなされるなんてことは、なかなかないですからね。

オブラートにつつんだ優しい言い方だと気付いてくれないので、はっきりと伝えます。

「無駄な努力」だと。

 

努力は尊いものだからその努力を無駄ということはけしからんと考える方もいるかもしれません。

しかし、努力をしている本人は努力そのものがしたいわけではありません。

その努力を通して成績を上げたい、勉強ができるようになりたいはずです。

その臨んだ結果は単に努力をするだけで手には入りません。

きちんと臨んだ結果を手に入れるためには、努力には無駄な努力があるということは知ったほうが圧倒的に有利です。

無駄な努力、やってもためにならない努力があるということを知ると、自分がどう努力をすればいいのか考えるようになります。

 

塾講師と言う立場上、生徒には努力を要求していまいます。

努力をさせるからには、結果につながる努力を求めないとですね。

結果につながる努力ができるようになると努力が楽しくなります。

勉強だけでなく社会にでてもできる楽しい努力を覚えてほしいですね。