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【テスラ -8】

ケイは、ロッカーの扉をあけて50センチ四方のコンテナを取り出した。

「おにいちゃん!なにするの?」

「まあ、見ていてごらん。」

コンテナのなかには、アルミ製のフレームと回転翼が4つ、

それにポリマーバッテリーが入っていた。

さっそく、組み上げていく。

みるみるうちに、クワッドコプターが出来上がった。

ケイは、コンテナの奥からリモコン操縦機プロポを取り出して

PCと接続した。


「まあ、こんな秘密兵器を持ってたなんて、知らなかったわ。」

「いや、別に秘密にするわけでもないし、兵器ってわけでもないんだけど。」

「これをどうするつもり。」

「あいつらの上空に飛ばしてみる。」

「消えちゃわないの?」

「まあ、見ててごらんそこがねらい目なんだ。」


ケイは、シェルターの換気口わきの貨物用エレベータに

クワッドコプターをセットすると上昇用のスイッチを押した。

みるまに扉が閉まり、クワッドコプターは、3階の屋上まで運ばれていった。



「まあ、PCに映像が映るのね。」

「そう、この映像を見ながら操縦するんだ。

電波が届かないとこは自立飛行っていってミオが自分で判断する。」

「ミオって誰?」

「あのコプターのことだよ。」

「なんで、オンナなの?」

「まあ、そのほうが気分がでるし・・・。」

「おにいちゃん、キライ!」

「まあまあ、そんなに怒らないで。キカイなんだし。」

「そうなの・・・。まあペットだと思っておくわ。」


屋上からミオが飛び立った。

10メートル、20メートル、30メートル。

全体が見えてきた。

ここから500メートルほど先に、戦車隊とクラゲが対峙している。

戦車隊は、火砲とロケット弾を浴びせるけどクラゲに着弾する前に

闇に消えてしまっていた。


ケイは、ミオをそのまま海上に飛ばしていった。

高度は、50メートルを保っていた。

クラゲたちの背後に回るということか。


「まあ、こうやって見ると壮観ね。」

「うん、なんかの映画のようだ。それにこれは自動録画してるから

あとで振り返りもできるよ。」

「それはステキね。」

クラゲたちは、海岸線から100メートルほどに迫った。

そして次の瞬間思いもかけない行動をとった。

(続く)

【2015年2月記】





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