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【未来の選択(前編)】
未来を予測する方法は、2つある。
ひとつは未来から情報を得る方法で、もうひとつは未来を創ることだ。
原 直行は、自分の能力を他人(ひと)にいうことは
小学校の低学年のころから差し控えていた。
ねたみという感情も早期に理解できたからだ。
学校の成績は良かった。
試験問題は予想できた。
最低限の勉強で最高の結果を残せた。
そのぶん、怪しまれないようにいつも図書館に通った。
WikiTreeを辿って最新の知識をいつも習得した。
数学は、ひたすら問題集を解くことでその直観力を研ぎ澄ましていた。
大学では、生物学を専攻した。
自分の能力を説明したかったからだ。
やがて、その能力が少しずつ変化していることに気が付いた。
高校生ぐらいまでは、客観的な事実だけがアタマのなかに現れた。
そしてそれが現実のものとなる。
大学生になってからは、自分の願望がたびたび叶えられるようになった。
数字選択式の宝くじを買うと、一列の数字を書いただけで一等に当選した。
難関な資格試験にも簡単に合格した。
彼女が欲しいと願った時は、間違い電話からすぐに会うことになり、
瞬く間に恋人関係になった。
いつも考えていたけれど、この能力は説明できなかった。
でもそれを説明する気にもならなくなった。
ともかく結果がよかったからだ。
ある日、一通の手紙と同時にスマホにメールが届いた。
送ってきた人間に心当たりはない。
メールはパスワードで解除するようになっていた。
手紙を開封するとそこには、パスワードがあった。
変なことをするものだと思いながら、パスワードを入力した。
目を見はった。
そこには、驚くべきことが書かれていた。
(続く)
【2015年3月記】
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