気まずい再会 | 優ちゃんの大冒険 in アメリカ

優ちゃんの大冒険 in アメリカ

サボテン王国(アリゾナ州フェニックス)に住む、妄想癖のあるママの子育て日記です。

2018年5月から期間限定でタイのバンコクへお引越し。忘備録を綴っています。テニス、写真(←お仕事)、うつわ、お花が好き。2021年7月、アリゾナ州へ本帰国。

今週は「やっちまった」が多い。



そのひとつ。



テニスの試合日を間違え



テニスクラブへ行ってしまったオエー20分も運転して。



東西南北に広〜いフェニックス。



各エリアに散らばって住むテニスプレイヤーの、「真ん中」に位置するテニスクラブがある。



天気がいいこの時期は、24面あるテニスコートも夕方5時以降は予約困難。



ここに行ったら、必ず誰か知り合いに会う。



この日は、間違った日という事に気づかず、いつもの決まったコートに行くと、誰もいない。



あと10分で始まるのにおかしいな。



今日は別のコートになったのかな〜?



クラブハウスまでちょっと距離があったからコート確認に戻る気になれず、近くのコートをウロウロしてチームメイト達を探す事に。



歩きながら、Eメールを確認して



「あ…今日じゃなかった」



のに、気付いた後



誰にも会わずにさっさと帰りたいのに



会うわ会うわ、色んな人に真顔



別の試合で来てたチームメイトや



10年ぶりに会う、昔のボス。



「どこ(のコート)でテニスなの?」



と聞かれて



「いや、実は間違えちゃって…」と毎度説明しないといけないってよ。



この私を、ここから一刻も早く去らせてください。



その時。



最近入った40歳以上ミックスダブルスリーグで、この間組んだ、パートナーのおじさん(同年代やw)が前から歩いてきた。



「ヘーイ!マイパートナー!」



見つかっちまったw



あ〜、また説明しなきゃいかんのかオエー



と思った瞬間、後ろを一緒に歩いてきた男性が目に入った。



まさかの



昔の彼氏



オエー



「オーマイガー!久しぶり!」とハグしてきた。



おい、コロナ終わってないぞ。



実は前にも見かけた事があって、見つからないように避けてたんだけど、とうとう鉢合わせてしまった。



私のダブルスパートナーが「Oh, you guys know each other」(知り合いだったんだね)って言った時



「Yes, I know Yuchan very well」(あぁ、とてもよく知ってるよ)って言った真顔 



あの後、「昔付き合ってた」とか余計な話してないといいなぁ。言いそうだな。面倒くさ。



と思いながら、駐車場で自分の車に向かう途中



前からおしゃべりしながら歩いて来る、3人のおばさん(だから同世代やw)。



私に気付いて、会話が止んだ。



私が「Hi」って言ったら、そのうちの2人は静かに「Hi」と返してくれた。



何も言わずに素通りした、真ん中の彼女。



さっき会った昔の彼氏が、7年も付き合ってた「前の彼女」。



昔の彼氏は、私を初めてデートに誘った時に、実はまだ彼女と付き合っていた。



私はその事実を後から知ることになる。



だから、ずるい事したのはあの彼なのだ。



「長く付き合って、別れる理由がなかっただけ」だったと言った。私に出会わなくても、彼女とは結婚も考えられなかったと。



私も若かったし、単に見た目がカッコいいと思ってテニスも上手だったから楽しくて、そのまま付き合っていた。



状況からすると、彼女は不憫だったと思う。



今は知らないけど、当時は社会的に尊敬される仕事に就いてたし、見た目も綺麗だから、たくさん持ってるじゃない、大丈夫なんじゃないのと思ってたけど。



7年も付き合って、あの彼ときっと結婚すると思ってただろうし、子供も欲しかったかもしれない。



今結婚してるのかも知らないけど



でも、私を見た時のあの顔。



こっちは気まずいだけだったけど、彼女は私を見ただけで当時の傷が蘇ったのかもしれない。



まぁでも、自分のことを本気で愛していない男と離れることが出来たのだから、結果的に良かったんだと思うけど



はい、私が言うことじゃないです予防



狭いテニスの世界。これからテニスを続ける限りはまた鉢合わせあるんだろうな。



過去の自分がした選択の結果。



向き合っていくしかない。



まわりを気まずくさせるから、友達にならなくていいけどハローくらい言い合える位にはしておきたいんだけどな。



2人きりで鉢合わせた時に、勇気出して捕まえるかな。



というわけで、なんか気疲れした夜だった。

過去の選択が少しでも違ったら、この子達に会えなかったんだと思うと…赤ちゃんぴえん



小さな選択の積み重ねで、今があるんですね。