ゴジラちゃんのお友達が顔を真っ赤に怒っています。
「どうしたの?」と聞くと、彼女の旦那さんが浮気をしていたらしく、昨夜、旦那さんに蹴りを入れた、というのです。
それは、こうでした。
昨日、旦那さんが、久しぶりに早く帰宅しました。
お料理上手の彼女の夜ごはんを 旦那さんは満足そうにムシャムシャと食べています。
そして、大好きな巨人対ヤクルト戦の中継に、旦那さんは釘付けでした。
「おい!飯!お替り!」 お茶碗を片手に高く持ち上げ、旦那さんは振り向きもせず、彼女に言いました。
久し振りの夫婦らしい時間に、彼女は気分よく 「はいはい!」 とエプロンをひるがえし、甲斐甲斐しく動きます。
彼女は早く帰った旦那さんのために、いつもの黄ばんでくたびれたエプロンから、リボンの模様のついた、ちょっぴりセクシーなピンクのレースがひらひら揺れるエプロンに、着替えていました。
ー彼は、気づいてくれるかな~るんるん!
そんなことを思いながら、彼女は旦那さんの背中を優しく見つめていました。
「おい!楊枝!」 旦那さんが叫んでいます。
「はぁ~い!」 彼女は甘ったれた声で返事をします。
彼女が背伸びをしながら、楊枝を戸棚から取っていると、
「おっ!見えちゃうぞ!後ろから、いたずらしちゃうぞぉ!」 と旦那さんの嬉しそうな大きな声。
彼女はスカートまで着替えていたのです。それはエプロンよりも短いミニスカートでした。
彼女は心臓が飛び出るほど、驚きました。 結婚して20年がたち、もう何年も、そんなことを旦那さんに言われたことなどなかったからです。
ーう、うそでしょ? いや~ん! きゃっきゃっ! うれじぃ~! うれじずぎるぅ~!!
彼女は心の中で、声にならないオタケビをあげました。
楊枝を持っていくと、テレビでは9回裏の巨人優勢です。旦那さんは興奮して机をバンバン叩いています。
ーもう! あんまり興奮しちゃダメ! 夜までとっておいてっ!
と彼女は、思わずデレ~とにやけてしまいました。
彼女がよだれを拭いていると、
「おお~! やったぁ! よしよし! 今日も巨人の勝ち!」 と旦那さんが嬉しそうに叫んでいます。
彼女はそんな旦那さんが可愛くて、そっと微笑みかけました。すると、
「じゃあ、そろそろ帰るわ!」 旦那さんの大きな声です。
ーえっ? どこに?
旦那さんは、なぜか机の上のタバコを ワイシャツの胸ポケットにしまい始めています。
「また来てね」 彼女が囁くように言いました。
「お~!」 旦那さんが元気よく言いました。
≪ゴジラちゃんの格言≫
気をつけよう!現実と虚無の堺・・・・・・。
にお願い事をして、自分の名前と住所を告げると、後日、そのお地蔵さんが家まで来てくれて、なんと、お願い事を叶えてくれるのだそう。