朝起きると、ゴジラちゃんの携帯にヤゴからのメール。時刻を見ると、夜中の3時に送信されていた。
「心臓がドキドキして、息が苦しくて、頭が割れそうにガンガンして、眠れない……」
「なんじゃこりゃ??? 動悸? 息切れ? めまい? 救心?」
慌てて電話する。
なんと、ヤゴは後悔していたのだ。あの36万の家も小料理屋も……。そして、その不安にさいなまれ、地獄の底で悲鳴をあげていた。
オオオオオヌシィ~! どどどうすんだぁ!!!
しかし、数時間後、目の前に現れたヤゴを見て、ゴジラちゃんは絶句した……。
くくくらい……、暗すぎる……。以前の真黒な雲が入道雲になって、ヤゴを包み込んでいた。
背丈も肩幅も、10センチは縮んで見える。もともと長く大きすぎる顔が、疲れ切ったモアイ像のようだ。
ヤゴ……、チミはいったいどうしちゃったの? 悲壮感が、悲壮感が、前よりもぉっと、すごいですぜ!
ゴジラちゃんはヤゴを喫茶店に残し、ひとり、鈴の助に頭を下げに走る走る、コナンに詫びの電話を入れ、ごめんねごめんねを繰り返す。
しかし、ヤゴはそれで終わりにしなかったのである。この後、今度は本当にゴジラちゃんが怒ることをしでかしたのだ!
(つづく)