[フィンランドの景色] セントラル愛知×大友直人×辻彩奈2024.5.31 | 主婦がサイエンスに挑む。研究室マンガ

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樹庵じゅあんです。本業は研究室の技術員。兼業でマンガ・イラスト制作をしています。趣味はガーデニング、クラシックコンサートに行くこと。

クラシックコンサート記録です。

2024.5.31(金)

18:45開演

愛知県芸術劇場コンサートホール

 

セントラル愛知交響楽団定期演奏会

第204回

「フィンランドの景色」

 

 

Program

 

Jean Sibelius : Violin Concerto in D Minor, Op.47 <1902-04, rev.1905>

I. Allegro moderato

II. Adagio di molto

III. Allegro, ma non tanto

 

Jean Sibelius : Symphony No.2 in D major, Op.43 <1902>

I. Allegretto

II. Tempo andante, ma rubato

III. Vivacissimo

IV. Finale; Allegro moderato

 

Conductor / Naoto OTOMO

Violin / Ayana TSUJI

Orchestra / Central Aichi Symphony Orchestra

 

 

 

 

宗次ホールからの黄色いお花、いいですね!!

 

 

シベリウスはフィンランドの国民的作曲家。

ドイツーロマン派の流れを汲み、

「民族精神」を清澄(せいちょう)にうたい、

国民学派の重鎮となったそうです。

 

私がシベリウスの曲を知ったきっかけは

フィンランド出身の指揮者クラウス・マケラでした。

初めて見た時に

こんなに若くてニコニコしていてイケメンな指揮者がいるんだと驚きました。

その後彼はフィンランド出身で、今ではパリやシカゴでも指揮をしていることを

知り、彼の動画を見るだけで世界中の有名なオーケストラを知ることができました。

感謝感謝です。

 

シベリウス交響曲第2番の

サビ(メインテーマ?)の部分はこちらです↓

 

今回予習のために試聴したのはこちら。hrシンフォニーオーケストラの動画は広告がないので最高です。オススメ。

 

 

https://youtu.be/iXU8EXL7a_4?si=UiCRdovLB5yQva0w

 

こちらもどうぞ。協奏曲です

 

 

あ〜、

こちらのオスロフィルのシベリウス交響曲第2番も良いです!!!

↓(フィンランドのオスロですからこちらが本家の演奏でしょうね hrシンフォニーオーケストラの動画と甲乙つけ難い!!!)

 

 

曲を通して全て素晴らしいのですけれど、

サビ(メインテーマ とくに第4楽章)以外で印象に残ったのは

第2楽章の初め、2分くらいチェロの音だけが静かな会場に鳴り響くという

場面があります。

これには不思議な力を感じました。

どうしてこんなに魅力的に感じるのでしょう?

 

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↑(これは愛知県芸術劇場前のオアシス21です。バスターミナル兼
愛知の観光名所。青空イベント会場でもあります)
 
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今年、セントラル愛知の定期演奏会をはじめ様々なクラシックコンサートに

通うようになって思ったのですが、

 

プロの演奏会ってなんだかすごく学術的な香りがするんですよね。

 

クラシックコンサートを知らなかった時には「コンサートだからエンターテイメント」

だと思っていたのが、何度も通ってみると、、、

すごく教育的!!

 

それもそのはず、セントラル愛知の定期演奏会は

愛知県と名古屋市の教育委員会が後援しています。さらに、

文化庁文化芸術振興費補助金を基にした活動になっています!

 

 

↑ここからコピペします。このようなことが書かれています。

 

「2024年度定期演奏会(全7公演)が、令和6年度 文化芸術振興費補助金

(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))の助成対象活動として採択されました。
この事業は、文化芸術団体が行う優れた公演創造活動を支援することを通じて、

我が国の文化芸術を牽引するトップレベルの文化芸術団体を育成し、

舞台芸術の水準向上を図るとともに、より多くの国民へ優れた舞台芸術の鑑賞機会を

提供することを目的としています。」

 

知らなかった!!!!

 

私の場合、大学の研究室で働いていますので「科学研究費助成事業」というのは

よく聞きますが、

舞台芸術等総合支援事業

というものがあるのですね。

 

どうりで!なんだか通うたびに自分が育っている気がしてたんですよね。

育成されています。芸術を嗜む能力が育てられていますね。

 

クラシックコンサートは

「大人の学校」と言ってもいいでしょう。

 

・チケット代が比較的安い

・舞台に立っている人がほとんど芸術系の先生

・予習復習をすると、(コンサートと日常の鑑賞を)より楽しめるようになる

 

 

以上のことから、私は「毎週クラシックコンサートに行く」のは

≠(ノットイコール)「毎週飲みに行く」である。

単に遊びに行くのとは違うのであると気がつきました。

 

よって、今後「月に2〜4回クラシックコンサートに行っても良し」

であるとします。

クラシックコンサート通いは、

娯楽ではなくて生涯教育の一環として取り入れていくべき活動ですね。

 

日本人は勤勉で真面目です。

だから定年間近になって「趣味を持とう」と言われても

仕事以外に熱中できることが見つけにくいのです。

 

こうやって芸術鑑賞をしたり、
若い演奏家や音楽家を支援するなどして
日々を過ごすのはとても平和で良い趣味ですね。
 
最後に、クラシックコンサートに行って気がついたことですが、
会場には「常連さん」がいます。「定期会員」といって
いつも同じメンバーが一定数集まっています。
それらの人を学校の同級生(同窓生)と考えると、なんだか
楽しくなってきます。
そのとき(コンサート当日)にはお互い話さなかったとしても
平行遊びをしている感じですね。
同じ方向を向いて、同じ音楽を聴いて。。。感動して。
 
平和であたたかい世界ってこういうことかな〜と
思いました。
 
次のクラシックコンサートも楽しみです!!!