長野県白馬村へ行きました。
元々、栂池ヒルクライムに興味があり、いつか出てみたいと思っていた。
今年4月の段階では情報がなく、
毎年6月だからそろそろ要項が出るはずだがまだという事は未開催かな?と思い、そこから開催も場所も近いこのレースにエントリーした。
そしたらエントリー入金翌日に栂池のエントリー開始に。
栂池さんとは縁がないようです。
当日は前泊せず超早朝発。
23:30起床、1:00発
まだ若いだろと暗示させて身体を起こして豪雨の中向かった。
いつも通りほぼ睡眠なし。
恵那峡で一度だけ休憩し、6:30には現地に着いた。
今回は前職場でお世話になった上司との遠征。
行きはずっと運転して下さり、雨なので当初の集合場所でなく自宅まで来て頂きました。
ありがとうございました。
最近、レースでの忘れ物が多い。
前々回は心拍計、前回はサングラス、
今回はレースパンツを履いて行ったので普通のパンツとレインジェルを忘れた。
奇しくもこの日から関西も甲信越も梅雨入り。
梅雨入りなのに梅雨末期のような警報級豪雨で開催すら怪しかった。
一先ずアップをしてダウンをしていると、
なんと開催して下さるとの連絡が。
さすがに往復13時間を要して蜻蛉返りは悲し過ぎたのでとても有り難かったです。
レースは9:30スタート。
選手ミーティングなどをこなして9:00に点呼。
ミーティングは屋根ありの部屋で行われたのだが、何故か点呼は屋外。
とんでもない雨が降ってる中、10分近く雨晒しになり、参加者ほぼ全員が震えていた。
皆大人なので静観。
点呼後はスタート地点までみんなでパレード移動。10分ほど、約2キロくらいを登ってスタートゲートへ到着。
到着後、
スタート前に少し時間があるのかと思いきや、なんと息つく間も無くいきなりの全カテゴリーマスドスタート。
え?え?
となりながら後方からスタートした。
スタート直後は平坦下りがあり、かなりスピードに乗る。しかし大渋滞が起きていたので、足つきしそうなスピードまで落として声をかけて交わして行った。かなり神経を使った。
展開も誰がいるかもわからない。
何人逃げてるかも予測不明。
そもそも2m先が見えない環境でメーターも雨雫で全然見えない。
ウエアは雨でペダリングの度に滴り落ちる。
とりあえず無事に山頂を目指そうと落ち着いて走った。
このコースは平均8.4%と中々の激坂。
なのに序盤に平坦下りの恩恵で全体斜度はかなり強めとなっている。
スタート標高で900mあり、そこから1500mまで登る為、どこで急に酸欠になるか分からないので8割走法を貫く事にした。
因みにこの黒菱林道
コース自体は7月まで通行止めなのだが、
今大会は特別仕様で走れた。
コース上には超巨大なグレーチング(一般的なグレーチング10枚分くらい)があり、ダンシングしたら滑る。
これがコースに20数枚あったみたい。
段差もあり、スリップとパンクに気を配りながら自分の感覚だけで踏んでいた。
1枚トレースした際に、トルクをかけたらスリップした。なので、このグレーチング毎に脚を止めなければならない状況。でも条件は皆同じなので特に気に掛けなかった。
今回はランニングの部・ローラースキーの部もあり、その方々が先行スタートしていた。その方々もこの雨でコース真ん中を走っており、両サイドは川のような濁流。抜く時に神経を使いながら声を掛けて慎重に交わして行った。
スタート2キロ程でロード選手は周りに誰も居なくなった。
少し前にE bikeのマウンテンの方が良いペースで走られてたので、目標にして淡々と。
結局ラスト5km程は単独で登り切った。
あと何キロか、どのような斜度が続くのかも分からなかったので、結局最後まで全開で踏める事はなくそのままゴールした。
リザルト
心拍数はほぼ想定内。
パワーに関しては、グレーチングの度に脚を止めたので0wが頻発したが、恐らくそれを省くと300wくらいかと予測。
標高補正で平地では25:52s. 310wぐらいと仮定すると納得できる数値。
山頂の景色
あー良い天気☀️
本来ならこれが見れたそうです。
山頂でみんな凍えていたら、ストーブを焚いてくださっていた。
有難い。
この斜度で豪雨・巨大グレーチングの中降るのは憂鬱だと考えていたら、なんと自転車はトラックで・選手は下山バスで送迎して下さった。
神すぎました。
運営様の温かさが素晴らしかった。
骨の髄まで沁みました。
おかわりもしました。
リザルトは年代優勝
ロード総合優勝(自身初)
賞品はバックとお米
バックは値札が書いてあった(10.000)
エントリー費5.000円なのでしっかり儲けさせていただきました。
帰りは13:30に長野を出ました。
この後ジャンケン大会もありましたが、流石に帰宅を優先。
大阪までの430km程を2回の休暇で
19:50には帰宅出来ました。
賞品のお米ですが、
せせらぎ米という、『日本一の米』を謳っている美味しいと話題のよう。
ですがコチラは、同行頂いた元上司にプレゼントしました。
態々向かいに来て運転も多くして下さり、何せ退職後7年も経過してもこのような関係で居てくださる事に感謝しかありません。
米は食べてみたかったけど、またしっかり練習して自分の脚で稼いでみせようと思います。
今大会は初豪雨での走行・初総合優勝・初日帰り弾丸ツアーと様々な初物尽くしとなりました。
長野県も自転車を初めてからよく訪れるようになり、大好きな県の一つとなりましたが、乗鞍や美ヶ原・八ヶ岳などは訪れても新潟富山寄りの北部方面は初訪問でした。
大好きが大大好きになりました。
次こそは快晴絶景の白馬の景色を楽しみたいです。