今週の初めにS邸の地鎮祭を執り行いました。
週末から週明けまで台風17号が日本海側を駆け上がり心配しておりましたが、
地鎮祭が始まるまでには朝まで降っていた雨も上がり
風は残りながらも問題なく執り行うことができました。
水はけの良い土地で朝まで降っていたとは思えないほどの土の状況。
私もいいものを作ることと工事の無事をお祈りさせて頂きました。
お施主様おめでとうございます!
地鎮祭は日取りを気にするので既存建物の解体から少し時間があったので、
その間に地盤調査を行いました。
瑕疵担保の保険適用もあり調査は基本施工業者にお任せしてるのですが、
今回は超音波探査法を行いました。
多く行われているスウェーデン式サウンディング試験のように地面に穴を開ける方法とは違い、
地面に微動な振動を与えて振動の伝わる速度を計測する方法です。
シルバーの重りが振動機で赤と青の2つの線の先にある黒いものが電極。
その間の電気の通るスピードを測ることで地盤の強度を計測していきます。
地面を振動させるので穴を開けるようなピンポイントでは無く、
その辺りの状況を読み取れるというメリットがある方法です。
もちろんデメリットもあり交通量が多い場所など振動がある場所では、
周囲の影響を受けてしまうことがあります。
比較的早く調査が終わることも特徴で見に行くと終わっていたりするのですが、
今回は検討ポイントが多かったこともあり立ち会うことができました。
車の中は秘密基地みたいになっていて
調査データはそのままパソコンへ送られ状況を見ながら調査を行っていました。
時系列が遡って解体中の写真ですが、
緑色のシートの辺りに建て替えを計画しています。
さり気無く計画中のスケッチを載せましたが平屋で横幅はなんと20mオーバー!
軒先の高さを抑えているのでさらに横幅を感じる設計としています。
上の解体中の写真の中に釜戸が写っていますが、
新築する建物にも釜戸を備えています。
多くの特徴を持つお宅で出来上がるのが楽しみです。
こちらの物件は完成見学会は開催しませんが、
ブログで進捗を上げていきますのでご覧いただけると幸いです。