映画「デンジャー・クロース」(味方にも砲撃が届くほどの超至近距離への極限弾着)はオーストラリア軍のベトナム戦争を描いた映画だった。
オーストラリア軍のベトナム戦争は日本では余り知られていない。
ベトナム戦争中オーストラリア軍108名人が南ベトナムの農園地帯“ロングタン”で南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)軍約2,000人を相手に戦った「ロングタンの戦い」を描いた「デンジャー・クロース」くらいしか私は知らないが、米軍と違い装備も異なる。
オーストラリアは、第二次世界大戦後北大西洋条約機構(NATO)の発足により、アジア・オセアニア地区でのNATOに対抗する組織が必要だとして、オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ合衆国の3国による軍事同盟(太平洋安全保障条約)を1951年9月に発足させた。
そのことにより、オーストラリア・ニュージーランド両軍は、アメリカ合衆国の大義を掲げた戦争へ参加することになる。
ベトナム戦争では、オーストラリア軍兵士延べ5万人が配置され、約450人が戦死、約2,400人が負傷した。