ベトナム戦争時の海兵隊新兵訓練 | 戦車兵のブログ

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ベトナム戦争中、20万人以上の新兵がパリスアイランドを卒業し、ピークには1966年3月に10,979人達した。

 

新しい大隊は追加されなかったが、訓練は11週間から8週間に短縮され、新兵小隊の人員が増加した。

 

 

志願者は海兵隊ブートキャンプという志願者訓練所(カリフォルニア州サンディエゴ訓練所と、サウスカロライナ州パリス・アイランド訓練所の2か所が存在)に入所して訓練を受ける。

 

訓練所内では男女は同様の訓練を受けるが、訓練そのものは別々で行われる。

 

海兵隊の入隊教育期間は13週間(=3ヶ月強)におよび、4軍の中でも最も長く、苛烈な練兵を行う。

 

 

練兵では入営者の個性を徹底的に否定し、団体の一員として活動させ、命令に対する即座の服従を叩き込まれる。

 

ついて来られない者は容赦なく民間社会に戻され、練兵訓練を修了した者のみが「Marine(海兵)」と名乗ることを許される。

 

 

海兵隊除隊後に他の軍に入隊しても再度練兵訓練を受ける必要は無いが、他軍を除隊して海兵隊に入隊した者は、それまでの功績を問わず海兵隊の練兵訓練を受けなければならない。

 

訓練生は海兵隊マーシャルアーツプログラムのタンベルト(茶帯)と、海兵隊上級射手章(「Rifle Marksman」以上)を取得しなければならない。

 

 

厳しい体力錬成や戦闘訓練などの試練に耐えた者だけが訓練期間終了と同時に一等兵または二等兵として任用され、海兵隊隊員となる。

 

志願採用時に各人の経歴に応じてブートキャンプ後に一等兵か二等兵になるかがあらかじめ契約されており、訓練所内での成績、席次は関係ない。

 

 

ブートキャンプを修了した新人海兵は、歩兵は歩兵学校(School of Infantry)、他の兵科では戦闘訓練課程(Marine Combat Training)および兵科別学校において継続訓練を受けた後に、各部隊に配属される。