海上自衛隊 "US-2飛行艇"の機内映像 in グアム (2020) | 戦車兵のブログ

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自衛隊いや日本が誇るUS-2飛行艇。

 

US-2の技術は世界最先端の飛行艇と言える。

 

しかし・・・ちょっとお値段がお高いのでなかなか売れないようだ・・・・。

 

輸出も・・・・・。

 

一度乗ってみたい飛行艇だけれど、乗れるとしたら海で飛行艇しか来られないような場所で遭難するしかないか・・・・。

 

 

US-2は、新明和工業が開発した海洋における救難に特化した飛行艇。US-1Aの後継として海上自衛隊が導入している。

 

なお、US-2は、US-1同様の「水陸両用機」である。

 

 

 

搭乗員は機体を運用する操縦士(機長、副操縦士)、機上整備員(2名)、捜索救難調整官(2名)、航法・通信員(1名)と、機上救護員(2名)、機上救助員(3名)の11名で構成される。

 

 

 

量産初号機となる3号機(9903、平成17年度契約)は2008年(平成20年)12月15日に初飛行、2009年(平成21年)2月19日に防衛省へ納入された。

 

4号機(9904、平成19年度契約)は2010年(平成22年)2月24日に防衛省へ納入された。

 

US-1Aの減数後もUS-2の就役により救難飛行艇の7機体制が維持されることになっている。

 

2017年12月に最後のUS-1Aが除籍され、US-2が任務を引き継いだ。

 

 

 

量産初号機である3号機以降は製造当初から海上自衛隊の航空機で近年普及している、低視認性(ロービジビリティ; low visibility)を考慮した濃青色と灰色の洋上迷彩となる。

 

なお、試作機2機の機体塗装についても3号機と同様の洋上迷彩に塗り替えられた。

 

 

2009年3月7日、南鳥島のアスファルト製造プラントで男性が作業中に転落して手首を骨折する事故が発生、東京都知事からの災害派遣要請により、US-2×1機(71-9902)が岩国基地から出動し、男性を羽田空港へ急患輸送した。

 

これがUS-2配備後初の災害派遣となった。

 

 

 

2013年6月21日、ブラインドセーラーの岩本光弘とニュースキャスターの辛坊治郎が読売テレビ、吉本興業が製作委員会として名を連ねた「ブラインドセーリング」プロジェクトで福島県いわき市小名浜港からアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴマリオット・マーキス・サンディエゴ・マリーナへの太平洋横断中航海中、宮城県金華山南東約1,200km沖合にてマッコウクジラと衝突し、船艇浸水に伴って船艇放棄しライフラクト(救命いかだ)へ避難後、第71航空隊所属の2番機が午後6時14分頃、現場海域で漂流していた2人を着水救助が行われた。

 

海上自衛隊の救難飛行隊が配備するUS-1Aの後継機として採用。

第31航空群第71飛行隊が岩国航空基地と厚木航空基地に分散して救難待機についている。(現在は厚木基地での待機はしていない)契約方式により機体価格が下がらないという問題を抱えている。

 

消防庁では近い将来に起こるとされる南海トラフ巨大地震など大規模災害時の消火活動を想定し、総務省消防庁がUS-2改造の消防飛行艇の導入を検討しているが、飛行艇は現場でヘリとの衝突を回避するため、高い高度を飛行する必要があり、散水による消火効果を疑問視する声もある。

また、1機当たり100億円超とみられ、コスト面の課題も大きい。

 

防衛省は2011年、US-2について民間転用で必要となる技術情報を開示する方針を固めた。

 

これにより新明和は同機をインドやブルネイへ売り込みを図っている。

 

防衛省・自衛隊は、仕様が民間機と変わらないため武器輸出三原則には抵触しないと判断している。

 

また、武器輸出三原則の定義そのものが2011年12月27日に変更され、敵味方識別装置を搭載しても条件を満たした国には輸出可能となったが、導入コストが問題となっている。