旧軍の昔から自衛隊や軍隊ではラッパによって動く。
さすがに突撃ラッパで突撃はしたりしない。
起床ラッパから消灯ラッパまで自衛官の一日はラッパで始まりラッパで終わる。
陸上自衛隊に入隊するとラッパで一日過ごすことになる。
起床ラッパ0600から始まり
点呼・食事0615
国旗掲揚0800
課業開始0820
課業終了・食事1200
課業開始1300
国旗降下・課業終了1700
食事1700
点呼2230
消灯ラッパ2300で終わる。
このラッパを日課号音と言います。
ラッパ手が活躍するのは警衛でしょうね。
警衛隊の上番時に行進する時に吹奏するのだが、教育を終えてしばらく経ったラッパ手にはうまく吹奏できないのも多く・・・。
速足行進曲というラッパ譜なのだが下の動画にありますね。
警衛では将官が入門する時にも栄誉礼の吹奏をします。
警衛以外では国旗掲揚ですね。
駐屯地によっては「君が代」をテープで流していることもあるようですがラッパ手が吹奏する駐屯地もあるのです。
普段は普通の隊員ですがラッパ手として注目を集める瞬間が「国旗掲揚」「国旗降下」なのです。
「本日の旗衛隊員、第○×戦車連隊第○中隊×○二曹、×三曹、○士長、ラッパ手第○×戦車連隊第○中隊△士長」と国旗掲揚前に駐屯地中に放送される。
これでかっこうよく吹奏できたらいいのだが・・・・。
「気をつけ!」から始まり「国歌」の吹奏をちゃんと吹けないのもいて・・・・失笑が起きることも・・・・。
動画で紹介していましたが、国旗掲揚・降下もラッパに合わせて掲揚・降下しますが、だいたいは旗衛隊員が調節してやってますね。
ラッパ手の心構え
ラッパ吹奏の良否は部隊の規律、士気に大きく影響するため、 ラッパ吹奏に当たっては、全精神を傾注して部隊を感動させる気概を持って 吹奏しなければならない。
ラッパ吹奏の目的
号令、命令、警報等を伝え、士気を高揚し 隊容を整え、敬意を表することを目的とする。
ラッパ吹奏ではメロディーに歌詞を勝手につけていてた。
これは各駐屯地や部隊で異なるのだろうけどね。
飯ラッパは「アメリカの兵隊は肉ばっか食ってる 日本の兵隊さんは菜っ葉だけー」とかね。
「ラッパ」の語源は未詳である。
オランダ語のroeper、サンスクリットで「叫ぶ」の意のrava、ravaに由来する支那語の「喇叭 (la ba)」や蒙古名rapalなど諸説ある。
ちなみに支那の軍隊はチャルメラを使っていたとか・・・・。