「水陸両用車(AAV7)」体験 | 戦車兵のブログ

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「水陸両用車(AAV7)」体験

 

海上から部隊等を投入する装軌式水陸両用車 【乗員】3名/【定員】21名/【全長】約8.2m

 

 

AAV7 もしくはAAVP7(水陸両用強襲輸送車7型)は、アメリカ合衆国で開発された水陸両用車としての能力を有する装甲兵員輸送車である。

 

公式の愛称はないが、アメリカ海兵隊では水陸両用装甲車に用いる伝統的な名称であるアムトラック(Amtrak)の愛称で呼ばれている。

 

 

 

離島防衛強化のため陸上自衛隊に新編された水陸機動団に「AAV7A1 RAM/RS」が『水陸両用車(AAV7)』として配備されている。

 

 

参考品として平成25年度防衛予算で『水陸両用車(AAVP7A1 RAM/RS)人員輸送型』4両を25億円で調達。

 

この参考品については、新古品でありメーカーが保管していた車両を陸自向け仕様にしたもの。

 

陸自独自の仕様として航海灯(戦闘時は外す)とサイレンを装備。

 

オプションとしてサイドミラー付き方向指示器も用意されている。

 

EAAKを装備した車両も存在。1号車・2号車は陸上自衛隊開発実験団隷下の装備実験隊(第1実験科)に研究開発用として、3号車は第4戦車大隊に部隊訓練用として、4号車は陸上自衛隊武器学校に整備練習用として配備されていたが、のちにすべての車両が第4戦車大隊に配備されていた。

 

参考品として平成26年度防衛予算で『水陸両用車(AAVC7A1 RAM/RS)指揮通信型』1両と、『水陸両用車(AAVR7A1 RAM/RS)回収型』1両の計2両を17億円で調達。

 

 

2018年3月27日に水陸機動団が新編された後は、整備教育用として武器学校に少数が配備されるものを除き、隷下の戦闘上陸大隊・水陸機動教育隊に集中配備された。

 

なお、2017年6月2日の改正自衛隊法の公布にて、「船舶法などの適用除外」を定めた第109条・第110条が改正された。

 

これによると陸上自衛隊の使用する船舶(水陸両用車両を含む)が「船舶法」・「小型船舶の登録等に関する法律」の対象外となったほか、これに乗船して操縦に従事する隊員が「船舶職員及び小型船舶操縦者法」の対象外となった。