航空自衛隊美保基地は、鳥取県西部の弓ヶ浜半島中央部に位置し、民間の米子空港との共用飛行場となっている。
314万平方米の敷地に、2500m(07/25)の滑走路を持ち、航空支援集団第3輸送航空隊があり、 隷下に第403飛行隊と第41教育飛行隊が置かれている。
所属機種には、C-2輸送機と、T-400練習機が配備されている。
動画は第119期基本操縦T-400課程の学生を紹介している。
彼ら学生は幹部候補生学校から飛行準備課程、プロペラ機操縦課程を経て美保基地へ着任した。
ここで1年2か月間の教育を受け、パイロットになる最後の関門を通過しウイングマークを胸に付けることが出来るか決まるのである。
パイロット候補生の一日の始まりは建物の開錠とコーヒーの準備から・・・・どこも一緒だね。
T-400は、新人操縦者の養成増加に対応するとともに、輸送機、救難機など飛行教育の効率性や質を向上するために導入された基本操縦練習機。航空自衛隊の練習機としては初めての“並列座席型航空機”であり、輸送機や救難機など、多座席型航空機の基礎的な運航形態(クルー・コーディネーションと呼びます)の教育実施に適した航空機である。
最新の計器表示システム、航法機器を装備しており、高い信頼性、整備性を有している。
第41教育飛行隊は、航空自衛隊航空支援集団第3輸送航空隊隷下の飛行訓練部隊。
1995年(平成7年)に美保基地で新編され、T-400による輸送機及び救難機操縦者の基本操縦課程の教育を行っている。
1994年(平成6年)2月16日にT-400練習機初号機が航空自衛隊に納入され、同年7月28日に美保基地で臨時第41教育飛行隊が編成された。
1995年(平成7年)6月1日に第41教育飛行隊として編成完結した。
第41教育飛行隊は、静浜基地の第11飛行教育団か防府北基地の第12飛行教育団でのT-7練習機による初級操縦課程修了後の輸送機及び救難機コースの基本操縦課程を担当し、約12ヶ月の教育を行う。
航空自衛隊では、輸送機及び救難機操縦者の一貫した教育体制が整備されていないことから、第41教育飛行隊を航空教育集団隷下へ移動し、2020年度(令和2年度)に美保基地から浜松基地への移動を計画している。
部隊マークは、ハヤブサのシルエットを背景に「41」の文字をモチーフとしたものになっている。