戦争映画に描かれた真珠湾攻撃 | 戦車兵のブログ

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79年前、1941年12月8日(昭和16年ハワイ時間12月7日)は、第二次世界大戦において日本海軍が、アメリカ合衆国のハワイ準州オアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して行った、航空機および潜航艇による攻撃が行われた日である。

 

 

当時の大日本帝国側呼称は布哇海戦ハワイ海戦、はわいかいせん)である。

 

 

大東亜戦争における南方作戦の一環として、イギリスに対するマレー作戦に次いで実施された。戦闘の結果、アメリカ太平洋艦隊の戦艦部隊は戦闘能力を一時的に完全に喪失し、開戦初頭にアメリカ軍艦隊に大打撃を与えて、側面から南方作戦を援護するという作戦目的を達成した。

 

その真珠湾攻撃を扱った戦争映画を紹介する。

 

 

 

トラ・トラ・トラ!』(Tora! Tora! Tora!)は、1970年に公開されたアメリカの戦争映画である。

 

1941年12月の大日本帝国海軍による真珠湾攻撃をめぐる両国の動きを題材に据え、日本との合同スタッフ・キャストで制作された。

 

1970年のアカデミー視覚効果賞獲得作品。

 

 

 

当初、黒澤明監督が日本側監督であったが降板してしまった。

 

役者を一般人を起用していたという。

 

黒澤明監督は、日米開戦史を掘り起こすため、当時の関係者五人が技術顧問に迎えられた。

 

軍事関係に源田實、外交関係・平沢和重、航空関係・園川亀郎、艦隊関係・渡辺安次、造船関係・福井静夫で、脚本作成に協力した。

 

黒澤は膨大な資料を収集した上で、小国英雄、菊島隆三と共同で脚本を執筆し、1967年5月3日に準備稿『虎・虎・虎』を完成させた。

 

脚本の初稿は当時のスタッフは戦時を知らないだろうという考えから、歴史的背景や説明が非常に多く、そのまま映画化すれば7時間を超える膨大な量で電話帳ぐらいの厚さがあったという。

 

もし黒澤明監督が『虎・虎・虎』として映画にしていたならばきっと名作になり他の真珠湾攻撃を描いた映画は越えられないものになっていただろう。

 

 

 

パール・ハーバー』(Pearl Harbor)は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの映画部門タッチストーン・ピクチャーズが製作した、真珠湾攻撃(第二次世界大戦)についてのアメリカの戦争映画(内容的には戦争を舞台にした恋愛映画)。

 

2001年5月より公開された。日本では同年7月より公開された。

 

 

 

第二次世界大戦開戦前後から日本軍による真珠湾攻撃を経てアメリカ初の日本本土に対する攻撃ドーリットル空襲に至るまでの時代背景をモチーフとし、アメリカ陸軍航空隊に所属する主人公達の恋愛と闘いを描いた作品。

 

戦闘シーンにはSFXとして当時最先端のCGが多用され、迫力のある音響演出と相まってそのリアルさが話題になった。

 

その一方で戦争映画としては設定・考証面で史実を無視あるいは大幅に脚色した演出が多くなされており、特に滑稽とも言える日本軍の描写が物議を醸した。

 

2001年のアカデミー賞では音響効果賞を受賞した。

 

 

 

ハワイ・マレー沖海戦』は、1942年(昭和17年)に日本の東宝映画が製作、社団法人映画配給社配給で公開された戦争映画・国策映画である。

 

情報局国民映画参加作品。

 

 

1941年(昭和16年)12月8日の真珠湾攻撃および12月10日のマレー沖海戦の大勝利を描き、国威称揚させることを目的として、海軍省が企画し、開戦一周年記念映画として1942年(昭和17年)12月3日に公開された。

 

戦後も東宝の配給で再公開されている。

 

戦時下に作成された戦争映画の白眉である。

 

 

 

連合艦隊司令長官 山本五十六』は、東宝が1968年に製作した日本映画。

 

文部省選定映画。

 

1967年8月公開の『日本のいちばん長い日』に始まる8・15シリーズの第2作として企画され、太平洋戦争開戦時の連合艦隊司令長官であった山本五十六を対米戦には反対しつつもいざ開戦となれば大胆に戦った人物として描く映画である。

 

山本五十六役の三船敏郎以下東宝の俳優陣が総出演し、真珠湾攻撃からガダルカナル島の戦いに至る海戦や空戦を『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』などで積み重ねた特撮技術を駆使して描写した。

 

円谷英二にとってはこれが空中戦を担当した最後の作品となったが、機銃座の窓越しに墜落する敵機を合成するなど、新たな撮影手法も試みられている。

 

 

 

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』は、2011年(平成23年)12月23日に公開された日本映画。

 

キャッチコピーは、「総員出撃 それは、平和への最後の戦いだった」、「誰よりも、開戦に反対した男がいた。」、「常在戦場」。

 

半藤一利の監修による。聯合艦隊司令長官・山本五十六元帥の実像を映画化したとする戦争映画。

 

文芸作品である。監督は成島出。主演は役所広司。

 

 

真珠湾攻撃が題材されていない映画でも多くの映画で描かれた真珠湾攻撃。

 

映画の紹介をと思ったが多すぎて紹介しきれない。

 

真珠湾攻撃を主題にした映画を紹介する。

 

『真珠湾攻撃』1943年、アメリカ(ケイブルホーグ) 監督:ジョン・フォード

 

『地上より永遠に』1953年、アメリカ(コロンビア映画)

 

『太平洋の鷲』1953年、日本(東宝)

 

『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』1960年、日本(東宝)

 

『ファイナル・カウントダウン』1980年、アメリカ(ユナイテッド・アーティスツ)

 

『連合艦隊』1981年、日本(東宝)