タイ王国軍の戦闘糧食。
トッカグンのこのシリーズはとても勉強になるよ。
タイは、インドシナ半島の一部を領有する王国である。
タイ軍の目標は憲法に示されているように、「国家、宗教、国王及び民主主義」というタイ王国の基本を守ることにある。
また、タイ軍の最高指揮官は国王であることも明示されており、国王は王権を以って宣戦布告・講和締結を行い、緊急勅令を発布できる。
タイ軍は、王国の王制・独立・国土を保全するために戦力を準備する。東南アジア諸国連合との協力・アメリカ合衆国などとの集団防衛・軍備生産の自立・共産ゲリラの転覆などを基本的な政策として行ってきた。
軍隊の編制は陸海空から成る三軍体制であるが、内務省や国境警備警察・独立歩兵大隊・独立軽騎兵大隊・国境警備隊・義勇レンジャー・地方義勇隊の準軍事組織もある。
政軍関係においては非常に軍部の影響力が強く、1932年の立憲革命以後、頻繁に軍人が首相に就任しており、また、国防大臣はほぼ全期間にわたって軍人が就いている。
これは、タイにおける軍人の社会的な地位の高さ、指揮権が国王に帰属していること、歴史的に脅威が高まって軍人政治の必要性がもたらされたことなどが要因として考えられる。
タイ国民たる男子は満18歳の誕生日に予備役の登録をした上で、満21歳に達する年の4月に徴兵検査を受験する義務がある。
徴兵制度は、ラーマ5世治世下の1905年(仏暦2448年)に施行された徴兵法に基づくものである。
なお、20世紀初頭には国軍に加え警察官も徴兵で確保する制度となっていた。
その後、立憲革命直後の警察改革に伴い徴兵警官制度が志願制に切り替えられて廃止になり、軍については当時現存していた大日本帝国陸海軍の制度を参考に現在まで続くシステムが構築されたといわれている。
ただし、士官学校生や一般の学校(マタヨム3-6年)に所属し「軍事科」(ウィチャー・タハーン)を3年以上受けた者、体・精神に障害のある者および体力のない者は徴兵の対象外となる。
また、徴兵の対象者が多すぎるため兵になることを自ら希望する者以外は徴兵対象者はくじ引きによって決定される。
女子は徴兵の対象外であるが、18歳以上で希望すれば訓練を受けることができる。
徴兵検査の時に逃げるか、受験を拒否した場合は10年以下の懲役が科せられた上、軍および警察公務員への就職が生涯できなくなる。
徴兵対象者は18歳時点で登録をした予備役の名簿に沿って、21歳に達する年の受験を指定される。
この制度は、日本陸軍の壮丁名簿制度に近い。
タイの料理は、中国やカンボジア、マレーシア、ラオス、ミャンマーなどの周辺諸国の料理の影響を受けており、香辛料、香味野菜やハーブを多用し、辛味、酸味、甘味などを多彩に組み合わせた味付けに特徴がある。
主食は米で、インディカ種の一種であるタイ米が広く食べられている。
北部や北東部では、長粒種のもち米も常食される。
このため、献立には米に合うおかず(ガップ・カオ(กับข้าว)=「米と(食べるもの)」)が複数用意される。
中部タイの基本的な食事では、白米にスープ、野菜炒め、肉料理など、数品のおかずが添えられるのが一般的である。
これに対し、麺類は軽食という位置づけがなされる。