元自衛隊員が米軍の戦闘糧食を食べたらvol.6 !驚きの連続 | 戦車兵のブログ

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戦闘糧食コンバットレーションには大きく、個々の兵士に配分されるものと、部隊(小隊や分隊単位)で配分されるものに分けることができる。

 

前者には1回分の食事セットとなっているものや、1日分がセットになっているものがあり、いくつかメニューのバリエーションがあり、食事に飽きさせない工夫がなされている。

 

部隊単位で配分されるものには食材として提供されるものが主で、調理して食べることができるため、現地で入手可能な食材を利用して工夫を凝らした料理に仕上げることも可能である。

 

 

また、一部にはタバコや酒類などの嗜好品が同梱されているものや、ベジタリアンであることや宗教的な忌避などに配慮して、特定の食材を含まないレーションも存在している。

 

古くは「配給品」であることから、蝋燭や石鹸、歯磨剤などの消耗品を含むものも多かったが、現在ではこれらは食料とは別に配給されるため、今日のレーション中には含まれないことが多い。

 

 

個人向けレーションには、現地の飲用に適さない水を濾過・沸騰させて飲む場合も多いことから、湯や湯冷ましに入れて飲用するティーバッグや粉末ジュース、インスタントコーヒー、ココアや粉末スープ類が付属し、食事に彩りを添えたり、食後の娯楽に供するための配慮がなされている。

 

 

しかし、食事という個人の好みによる部分が非常に大きく、また、国家によっても、食文化や食のタブーに対する考えが全く異なってくるため、一概に「レーションとはこういうものである」と言い切ることはできない。

 

 

長時間の任務を行う哨戒機や輸送機などは基地で調理した弁当を冷凍して積み、食事の時間に解凍して食べる。

 

メニューは基地の食堂と同じであることが多い。

 

戦闘機などの機内が狭い機種では食事は想定されておらず、非常食を積むだけである。艦船ではスペースに余裕があるため厨房で調理して提供する。

 

 

駐屯地や基地での通常の食事は、特にギャリソン・レーション(garrison=守備隊・駐屯地)や兵食(へいしょく)と呼ぶ。