同軸機銃?連装でしょ! | 戦車兵のブログ

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元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
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アメブロの不具合って何が原因なんだろうか?

 

困ったものだ・・・・。

 

ブロ友さんもかなり困惑していてブログのコメントも見られないという。

 

先日までの私も同じだった。

 

他のブログのコメントも読めなかったからね。

 

おまけに「いいね」もできなかった。

 

元々「いいね」はあまりしないけどね。

 

 

戦車の話を先日一般の人としたけれど、「同軸機銃」という民間で使われている言葉と「連装」「車載」と呼ばれる機関銃の自衛隊用語の名称で議論になった。

 

ここでその話を書くと長くなるのだが、「マニアっくだな」とか「うざい」とか言われたが職業で専門で使っている言葉を否定するってどうなのか?

 

ってか「マニアってどっちがだよ」と思う。

 

その機関銃で訓練し生きた言葉として使われているのに、彼はその機関銃を使ったことも触ったこともないだろう。

 

その世界で使われている言葉を否定し尊重もしない姿勢はまさにオタクとかマニアだなと思った。

 

「履帯」という言葉も「キャタピラーでいいじゃん」という。

 

「キャタピラーは商標登録された言葉ですよ」と言うが納得しない。

 

「履帯と言う言葉に対して履板というのがある、履板が繋がって履帯になるがキャタピラーに対して履板って言葉は何ていうの?」と質問したら「知らない」と言う。

 

生きた言葉というのは意味があって使われているのだ。

 

 

その人にとって「同軸機銃」とか「キャタピラー」という言葉は知識であり生きた言葉として使われていないのだ。

 

自分の知識こそが一番で生きた言葉として使われている言葉は認めないというが・・・自分の知らない世界で本職が使う言葉が気に入らないという話なんだろうね。

 

だから自衛隊では「マニア・オタク」は嫌われる。

 

こういうのは陸自の隊員にもいる。

 

戦車に乗りたくて自衛隊に入隊したのに機甲科の戦車職種へ熱烈希望したのに、他職種へ配属された者には嫉妬、憎悪が戦車に向けられる傾向があると機甲科出身の陸将が話していた。

 

思い当たる節がいっぱいある・・・・・。

 

 

自衛隊って変なところで、職種の希望ってよほど成績が良いとか適正があるとかなら別だろうが、「戦車に行きたい!」と希望してもほとんど行けない・・・・。

 

「枠」の関係もあるけどね。

 

好きで入ったなら戦車のある駐屯地は僻地ばかりで、女性もほとんどいないし厳しくて勉強もしなくてはならず良いことばかりじゃないが好きで戦車乗りになったなら頑張れるはずである。

 

戦車関連の企業へ入るのも戦車が好きで希望したというと撥ねられるのだとか・・・。

 

理由は「悪さするかも知れない」からだという。

 

 

そういえば古書店でも古書や古本に興味のある者は入れてくれないと聞いた。

 

理由は同じく「悪さするかも知れない」からだという。

 

言われてみればそういうこともあるかも知れない。

 

でも好きで入った仕事なんだから頑張ってやると思うのだけれど・・・。

 

ただ、「同軸機銃」と拘るような人は戦車部隊に入っても続かないだろうし、入れてくれないだろな・・・。

 

その方が本人にも部隊にも幸せなことだと思う。

 

 

ただどこの世界でも自分の思い通りならないと・・って人は敬遠されるよね。

 

それはアイドルはこうあるべし!だから恋愛禁止!とか最近は皇室はこうでなきゃいかんと皇室批判する似非保守までいる。

 

戦車に関して戦車に乗っている人の情報が少ないのと、そこで使われている言葉が世間で知られることもなく、民間のミリタリー雑誌に書かれている言葉が流通したためこういう問題が起きたのだろう。

 

「同軸機銃」という言葉を私は否定していない、私は「連装」「車載」と呼ぶだけで「同軸機銃」とは言わないだけで同軸機銃と呼ぶ人はそう呼んだらいい、それを私に強要するなって話だ。


 

私にとって同軸機銃って言葉を使う人は戦車のことを知らないど素人さんなんだなって判る判断材料でもある。

 

「連装銃って戦車乗りは言うんだよ」と教えると喜んで「連装銃ですね!」って言う人も少なくなく、そういう人にとって「同軸機銃」じゃなくてはならない理由なんてないのだ、知識としてそういう言葉を知らないだけなんだよね。

 

そういう人を見ると素直で賢明な人だなって思う。