平成30年千歳基地航空祭  特別航空輸送隊政府専用機 | 戦車兵のブログ

戦車兵のブログ

元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
ブログの内容・文章・画像を許可無く無断転載を禁じます。
悪質な場合は著作権侵害となりますのでご注意下さい。

 

札幌はようやくジリジリと肌を焼くような熱い日差しになってきました。

 

熱中症対策もちゃんとしないといけません。

 

さて、今年の千歳基地航空祭で目玉となっていたのは政府専用機です。

 

 

日本は1992年より、「日本国政府専用機」としてボーイング747-400 2機を所有していますが、この2機の政府専用機を一般で公開するのは今年の千歳基地航空祭が最期なのです。

 

 

なのでたくさんの人達が見学に来ていました。

 

 

 

日本国政府専用機とは、日本国政府が所有・運航を行い、政府要人の輸送、在外の自国民保護などのために使用される航空機(政府専用機)である。

 

防衛省航空自衛隊が管理および運用を行なっている。

 

 

要人が政府専用機を使用する際は、通常任務機と副務機が共に飛行し(通常約30分の間隔をとって副務機が任務機の後を追う)、任務機が故障した場合には直ちに副務機が使用できるという体制をとっている。

 

 

天皇・皇后の外国訪問と内閣総理大臣の外遊が重なった場合には、政府専用機は天皇・皇后の搭乗機として優先使用される原則となっている。

 

 

たとえば、2012年5月に天皇・皇后のイギリス訪問で政府専用機が使用中のため、アメリカ合衆国での主要国首脳会議(キャンプ・デービッドサミット)に出席するために訪米した野田佳彦内閣総理大臣(当時)は、全日本空輸の特別機を使用した。

 

 

 

両機は総理府の予算で購入され、航空自衛隊に運用を委託する形で使用を開始した。

 

 

のちに航空自衛隊機として防衛庁へ転籍し、乗組員は操縦士と航空士である航空整備員、航法士、機上無線員、日本航空で訓練を受けた特別空中輸送員(客室乗務員)の他、運航をバックアップする運行管理者まで、すべて「航空自衛隊特別航空輸送隊第701飛行隊」、通称「特輸隊」と呼ばれる組織に所属する航空自衛官である。

 

 

また自衛隊機であるため機体記号は数字のみで構成されている。

 

 

政府専用機には1機につき7人の整備員要員が同乗しており、国外でも自力で機体整備ができるよう、各機には予備のパーツから照明灯や窓磨きにいたるまで、あらゆる状況を想定した備品が搭載されており、基本に随伴機を必要としない。

 

 

日本国政府専用機は2機体制であるが、本来、要人輸送機は最低でも「正(要人搭乗・主務機)」、「副(随行・副務機)」、「予備(正・副が出発したあと基地で待機・非常時の代替機)」の、3機以上の体制で運用されるのが望ましいといわれている。

 

もし1機が故障していると使用できるのが1機のみになり予備機がなくなってしまうほか、国外寄港地で正・副の2機とも故障した場合は代替機がなくなり、危機管理上の問題を呈すとみなされているからである。

 

 

しかし、当初の2機購入の数年後に防衛庁が3機目の予算も原案に組み込んだところ、大蔵省の査定で却下された。

 

そもそも政府専用機の導入は、当時日米間の最大懸念だったアメリカの巨額の対日貿易赤字を減らすための国策的要素が強いものだっただけに、やがてバブル景気が弾けて日本経済が長期にわたる不況に陥ると、3機目の購入に数百億円もの税金を充てるのは難しい状況となった。

 

 

なお、イラク戦争以後、自衛隊の国外派遣などで政府専用機を活用する機会が増えたことに伴い、政府は3機目の購入を再び模索、防衛庁はこれをうけて空中給油機としての併用が可能なボーイング767を視野に入れた検討を始めた。

 

 

しかし、同じころ政府が導入を決定したミサイル防衛関連予算が膨大なものとなったことから、このときも結局導入を断念している。

 

 

 

 

政府専用機を2機展示するのは今年が最初で最期なのです。

 

北海道内外から多数の観客が駆けつけたのは無理もありません。

 

一目政府専用機をこの目で見ようと思う心理はよくあることです。

 

 

 

2010年、日本航空の経営再建のため、同社のボーイング747が全機退役するのに伴い、整備面での問題が浮上した。2019年以降は同社で整備を受けられなくなるため、後継機の選択を実施しなければならなくなった。

 

 

2013年8月には、前述の通り2018年度末をもって現用の2機を退役させる方針が明らかにされている。

 

 

新たな政府専用機の候補としては複数の報道によりボーイング777・787、エアバスA350 XWBが挙がっており、2019年の導入に向け機種を選定するとしている。

 

 

 

2014年4月になって飛行性能に加えて日米同盟の関係強化に向けた姿勢などを重視し、導入後のメンテナンス委託先も確保しやすいことからボーイング777を導入する方向で最終調整していることが報道された。

 

なお、選定候補に挙がっていたボーイング787は機内空間の狭さ、エアバスA350は現行機がボーイング製という継続性と日米安保同盟という外交的政治判断によって、エアバスは選定から外れている。

 

 

2014年8月12日、日本国政府はボーイング747-400の後継機として、ボーイング777-300ERを選定し、機体整備は全日本空輸に委託されることを明らかにした。

 

その政府専用機ボーイング747-400が引退するのに伴い、千歳基地航空祭で外観だけだけれど一般公開してくれた。

 

 

だけど・・・・もの凄い群集が押し寄せ凄いことになっていたよ。

 

 

政府専用機を運用するのは特別航空輸送隊である。

 

特別航空輸送隊とは、航空自衛隊航空支援集団隷下の、皇室及び政府の要人輸送等を行う日本国政府専用機の運用を行っている部隊である。

 

 

司令部は北海道千歳市の千歳基地。

 

 

略称は「特輸隊」。

 

 

 

 

政府専用機には特別空中輸送員と呼ばれる隊員がいる。

 

任務運航の際、政府専用機には民間の旅客機と同じように客室業務を担当するキャビン・アテンダント(客室乗務員)として、「空中輸送員」と呼ばれる航空自衛官が十数名同乗する。

 

 

なおこの空中輸送員は、正式には特別空中輸送員と呼ばれ、輸送機に搭乗する戦術空中輸送員(ロードマスター)とは、資格が区別されている。

 

 

特別空中輸送員への道のりは、以下の通りである。

 

 

  1. 航空自衛官として勤務
  2. 所属長の推薦を受ける
  3. 試験(学科・航空身体検査・面接)に合格後、美保基地で1ヶ月間の教育を受講
  4. 客室乗務員として、日本航空で接遇や安全確保など研修(3ヶ月間)
  5. 特別航空輸送隊で1ヶ月間の教育
  6. 最終検定に合格後、配属
 
残念ながら今回は特別空中輸送員の方は見られなかった・・・ひょっとしたら見たかも知れないが解らなかった。
 

 

見学の話に戻ろう、政府専用機が2機展示され始めると一斉に群衆がその前に集まった。

 

ロープ際は見学者がシートとか敷いて陣取っているが、こんな状況ではそんなことしてられない。

 

 

物凄い数が一斉に押し寄せていて、皆カメラを頭上に掲げ撮影し足元なんて見えない。

 

 

脚立を使っている者も多いが危険である。

 

 

なにせ押し合いへし合いしているからね。

 

 

ロープ際の目の前にシート敷いて大きなレンズのカメラとカメラバッグを置いている人がいた。

 

これ・・・・撮影したい人達が空間を求めてどんどんやって来るので足下にそんなのあったら迷惑というか危険だよ。

 

でももう撤退もできないんだろうね。

 

政府専用機の前でしばし見ていたが、隣のおっさん半袖でやたらと我が腕にくっつく・・・・・汗ばんで気持ち悪い・・・・・やーめーてー!!

って叫びたかった。

 

 

政府専用機を間近で見学できるようにロープが外され一気に群衆が殺到した。

 

記念撮影する人、ひたすら撮影する人、自撮り棒は危ないぞ。

 

とにかく殺気立っていた。

 

 

なんか歩くのも大変。

 

 

 

こんな機会はないからね。

 

多分、機体が新しくなったらもう公開なんてしないだろうし・・・・。

 

いろんなことがあったよ。

 

 

 

この場所!!

 

 

解る?

 

 

 

天皇陛下や内閣総理大臣が・・・・・。

 

 

ここ撮影するの大変だった。

 

 

 

人が多過ぎます。

 

 

 

記念撮影してる人も大変ですがね。

 

 

なんか物凄く疲れたよ。

 

いろいろあったけどね。

 

 

楽しく見学できるような感じじゃないな・・・・。

 

 

殺気立っていたもの・・・・。

 

 

 

ふと見ると、ブルーインパルスが駐機しているのを真横から見れた!!

 

 

いいね!

 

 

そして次はいよいよブルーインパルス!!!!!

 

でも暑くて記事を書く気力が・・・・・。

 

 

つづきは果たして書けるだろうか!?