陸上自衛隊の制服が「紫色」へ――前陸幕長の「置き土産」が現実味 | 戦車兵のブログ

戦車兵のブログ

元陸上自衛隊の戦車乗員である戦車兵のブログ
北海道在住でマニアックなメカとしての戦車じゃなく、戦車乗りとしての目線から自衛隊や戦史、戦車を見る!!。
ブログの内容・文章・画像を許可無く無断転載を禁じます。
悪質な場合は著作権侵害となりますのでご注意下さい。




前陸幕長の岩田清文元陸将は機甲科出身であった。


制服が「紫色」って想像つかないな・・・・。


以下選択出版より転載





 モスグリーンの陸上自衛隊の制服を来年末にも「紫色」に変更する構想が動き出し、現場からは「外資系エアラインの乗務員みたいだ」と不満が噴出している。


この構想は、二〇一六年六月に退任した岩田清文陸上幕僚長の「置き土産」と自衛隊関係者は明かす。




 なぜ紫なのか。陸海空各自衛隊を一体運用する統合幕僚監部のイメージカラーも紫色。




制服は出身母体のものを着用するが、統合幕僚監部では紫色が紋章などに採り入れられている。


統幕監部が紫色にしたのは「各制服の色を混ぜ合わせると紫に近くなると言われているので採用された」(統幕長経験者)という。



 わざわざ陸自が同じ紫色にする理由を巡っては「統幕長を狙いながら勇退を余儀なくされた岩田氏の独善的な思い入れ」(海自幹部)とみられている。



岩田氏は河野克俊統合幕僚長の後継を虎視眈々と狙っていたものの、安倍晋三首相の信頼が厚い河野氏の続投により、夢破れた。



海自や空自からも「統合幕僚監部は陸自が仕切るとも受け取れる『衣替え』」と反発の声が上がっている。



(選択出版)



私的には儀仗隊の新制服も微妙なのに・・・・、紫色の陸自の制服って・・・・。


紫の歴史や文化を調べてみた。


古代中国の五行思想では正色(青、赤、黄、白、黒)を最上とし、中間色である紫はそれより下位の五間色に位置づけた。


『論語』にある儒教の開祖孔子の言葉に「紫の朱を奪うを悪(にく)む」というものがある。



これより先、推古天皇11年(604年)制定の冠位十二階の最上位(大徳・小徳)の冠が紫だったとする学説があるが、史料には記されず、確証はない。



皇極天皇2年(643年)に蘇我蝦夷が私的に紫冠を子の入鹿に授けたことから、大臣の冠が紫であったことが知られる。


大化3年(647年)の七色十三階冠以降の服色規定では、紫を深紫(または黒紫)と浅紫(または赤紫)の2色に分け、深紫(黒紫)をより高貴な色とした。


道教が正式に受容されなかった日本では、高徳の僧侶に対して紫衣が許されたそうである。


紫の制服・・・なんか想像つかない。


元陸幕長の意向って重いんだね。