国後島で進む露「要塞化」 兵舎、インフラ…駐屯地拡充 武器格納庫に地対艦ミサイル「バル」 | 戦車兵のブログ

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去年の安倍首相とプーチン会談はなんだったのだ。


これを見て素人でもハッキリ解ることは、ロシアは北方領土を日本に返還する気はこれっぽちもないということだ。


以下産経ニュースより転載




【モスクワ=遠藤良介】産経新聞は29日までに、ロシアが北方領土の国後島で建設している新駐屯地の画像を消息筋から入手した。


画像からは、将校用住宅や訓練施設が続々と建てられ、北方領土の要塞化が急速に進んでいる様子がうかがえる。



武器格納庫には、新型の地対艦ミサイル・システム「バル」が収容されていることも確認された。


北方領土での駐屯地建設の模様は、ロシアでもほとんど報じられることがない。



 国後島では、既存駐屯地の領域を拡充する形で、水道や暖房などインフラの整備と、武器格納庫や兵舎といった施設の建設が急ピッチで進んでいる。



「バル」については、8発のミサイルを搭載した複数の車両が画像にとらえられた。





 国後、択捉両島には、ロシア軍第18機関銃・砲兵師団の推定約3500人が駐留。



新駐屯地は択捉島でも建設されており、両島で計392の軍施設が計画されている。



昨年11月には、国後島に射程130キロの「バル」、択捉島に同最大300キロの地対艦ミサイル「バスチオン」が配備されたことも明らかになった。



昨年12月の日露首脳会談以降、両国間では北方領土での共同経済活動に向けた協議が活発に行われているものの、プーチン露政権は領土問題に関する立場を軟化させてはいない。



北方領土での軍備増強には、対日牽制(けんせい)のほか、弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)が常駐するオホーツク海をにらみ、海峡防衛を強化する狙いがある。




 日本政府は北方領土における露軍の地対艦ミサイルについて、昨年11月に配備が報じられた直後に抗議している。



今月20日の日露外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)でも懸念を表明した。




将校用住宅など軍事関連インフラに関しても、日本が主権を有する北方四島での軍事プレゼンス強化に当たるとして「受け入れられない」との立場だ。


(産経ニュース)


全く笑えない。


日本に北方領土を返還するどころか、北方領土の防衛強化をし軍備を増強している。


あまりにも安倍首相が北方領土返還を言うものだから、プーチンが危機感を募らせて軍備を強化したんじゃないかとさえ思ってしまう。


北方領土返還は遠くなったね・・・・・。