海上自衛隊第1術科学校(かいじょうじえいたい だいいちじゅっかがっこう、英称:1st Service School)は、術科学校の一つ。所在地は江田島地区(広島県江田島市江田島町国有無番地)。
機関及び潜水艦に関係する術科を除く艦艇術科教育を担当している。
砲術、水雷、掃海、航海、通信、応急、潜水、陸上警備等に必要な知識及び技能を修得させるための教育訓練を行うとともに、これらの術科に関する部隊の運用等に関する調査研究を実施している。
また、海上自衛隊生徒の教育も行っていた(平成23年3月の第53期生3等海曹任官をもって廃止)。
現役の自衛官が、校内を案内してくれる無料ツアーが実施されており、観光先としても人気がある。
「トリップアドバイザー」による2014年の「行ってよかった!無料観光スポット」調査では、3位を獲得している。
沿革
1953年(昭和28年)9月16日:「警備隊術科学校」(横須賀)が新編。
1954年(昭和29年)7月1日:海上自衛隊が発足し、警備隊術科学校が「海上自衛隊術科学校」に改称。
1956年(昭和31年)1月16日:海上自衛隊術科学校が横須賀から江田島に移転。(機関など一部の教育は横須賀分校として、そのまま横須賀に残る)
1958年(昭和33年)4月1日:海上自衛隊術科学校が「海上自衛隊第1術科学校」に改称。
1960年(昭和35年)10月1日:「生徒教育部」を新設。
1970年(昭和45年)3月2日:「海上自衛隊少年術科学校」が新設、生徒教育部を廃止。
1982年(昭和57年)10月1日:海上自衛隊少年術科学校が廃止、「生徒部」を新設。
2011年(平成23年)4月1日:生徒部を廃止(生徒教育56年の歴史に幕)。
組織編成
総務部
教務部
教育第1部…砲術・水雷・船務の訓練及び、統率・防衛・航空及び陸上警備に関する教育
教育第2部…航海・気象・通信・電子・体育に関する教育
教育第3部…掃海・港湾防備・運用・潜水の訓練及び、教育技術・陸上警備に関する教育
研究部
学生隊
主任教官(7人)
学校教官
教諭
助教諭
実習助手
研究部員
第一術科学校と聞くと、今でも自衛隊生徒を思い出す。
毎年、東京の講道館で陸海空自衛隊生徒対抗試合が行われていたね。